グランドスラム達成を夢見るJ.ローズ
2013年 全英オープン
期間:07/18〜07/21 場所:ミュアフィールド
エルスが“思い出の地”で連覇に挑む!松山英樹が初参戦
1860年に第1回大会が開催され、今年で142回目を迎える世界最古のオープン競技「全英オープン」。2013年はスコットランド、エジンバラ近郊にあるミュアフィールドがその舞台となる。
昨年のロイヤルリザム&セントアンズでは、アダム・スコット(オーストラリア)が終盤に突如崩れて、アーニー・エルス(南アフリカ)が自身2度目のクラレットジャグを遠慮がちにリンクスの風になびかせた。ディフェンディングチャンピオンのエルスにとって、ミュアフィールドは、02年に初めて「全英オープン」を制した、思い出深い土地でもある。
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6月末にミュアフィールドを訪れたエルスは、「1992年、2002年ととても似たセッティングになっている。みんなにとって、タフで公平なレイアウトだと思う」とコメント。「たくさんのドッグレッグホールがあるし、リンクスコースの中でもベストといえる4つのパー3ホールがある。ショットメーカー向けのコースだし、考える人向けのコースだね」。
その言葉を裏付けるように、ミュアフィールドでは日本人選手も好成績を残している。02年には丸山茂樹が5位タイ、80年には青木功が「63」という全英史上最少ストロークタイ記録を樹立。今年、日本人選手は久保谷健一、藤田寛之、谷口徹、井上信、片山晋呉、小平智、松山英樹、丸山大輔の総勢8名がエントリー。初出場の松山は、PGAツアーのシード権獲得を目指す上でも、重要な一戦となる。
ミュアフィールドの過去15大会を振り返ると、13回は世界ゴルフ殿堂入りメンバーが制しているという事実も見逃せない。今大会に出場する世界ゴルフ殿堂入りメンバーは、フレッド・カプルス、フィル・ミケルソン、アーニー・エルス、ビジェイ・シン(フィジー)、そして「全英オープン」3勝のうち2勝をここミュアフィールドで挙げているニック・ファルド(イングランド)。エルス、ミケルソンは、大会前週の欧州ツアー「スコティッシュオープン」に出場し、リンクス対策を万全のものにしようと目論んでいる。
また、タイガー・ウッズの08年の「全米オープン」以来となるメジャー優勝にも期待が掛かる。今季4勝と好調を維持しており、ジャック・ニクラスのメジャー通算18勝に迫る15勝目を自身4度目の「全英オープン」制覇で飾れるか注目だ。さらに、アダム・スコット、ジャスティン・ローズという今年メジャーを制した1980年組からも目が離せそうにない。
【主な出場予定選手】
アーニー・エルス、タイガー・ウッズ、ロリー・マキロイ、ジャスティン・ローズ、アダム・スコット、マット・クーチャー、グレーム・マクドウェル、ブラント・スネデカー、フィル・ミケルソン、ルーク・ドナルド、ルイ・ウーストハイゼン、スティーブ・ストリッカー、リー・ウェストウッド、セルヒオ・ガルシア、キーガン・ブラッドリー、久保谷健一、藤田寛之、谷口徹、井上信、片山晋呉、小平智、松山英樹、丸山大輔
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