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「全英オープン」出場枠削減の理由

「全英オープン」の主催者は、今年ミュアフィールドで開催される本大会の特別選手枠を減らす意向を明らかにした。昨年のロイヤルリザムやセントアンドリュースで行われた大会で、参加者があまりに多過ぎたのがその理由だ。

参加資格基準の部分で4つの変更がなされた。重要な変更は、「スコットランドオープン」、「全英オープン」前に行われる「フランスオープン」、またサニングデールでのインターナショナルクオリファイに適応される。

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R&Aチーフエグゼクティブのピーター・ドーソン氏は、次のように語った。「昨年のリザムでは、ちょっと恐い光景を目の当たりにしました。そこには161名もの参加選手がいたのです。幸いなことに、直前のキャンセルやケガによる辞退者が出たことで、参加選手は通常どおり156人に落ち着きましたが・・・」。

「昨年の教訓を生かし、今年は特別選手枠をカットする決断を下しました。国内外の予選や地元予選の部分に尽力し、予選が行われる場所をきっちり確保したかったのです」。

「ここ数年、私たちはフランスオープンとスコットランドオープンで、トップ5入りした選手たちに全英オープンの特別枠を与えて来ました。しかし今年は、スコットランドオープンの優勝者のみにその資格が与えられます」。

「アメリカサイドも我々の決断を映すかのように、グリーンブライアークラシックや、ジョンディアクラシックで、同様の特別選手枠が用意されていましたが、今年はジョンディアクラシックの優勝者のみにカットされました」。

「日本では、 賞金王争いの上位2選手で、他の特別枠を受けていない選手には参加資格を付与して来ましたが、これもトップ2選手のみ(繰り下げ無し)にカットしました。最後の変更点は、サニングデールでの国外選手予選組からの出場数を、10名から9名に減らしました」。

「どれだけの特別選手枠を用意すれば、何人が正式にエントリーしてくるのかを正確に予想することは不可能です。それは異なる種類の特別枠を、選手の何人かは複数手にすることがあるからです。それにしても、今年は昨年よりはリラックスできそうです」。

「これまでも、 残り数週間となれば大よその参加数は把握できましたが、より広い範囲から正確な情報を得るために、今回の変更が必要となったのです。それは難しい判断でしたが、なんとかオペレーションできそうです」。

エントリー枠に空白が生じてしまった場合は、世界ランキングの上位から埋められることもあり、 ドーソン氏は、キャッスルスチュアートで7月11日~14日にかけて開催される「 スコットランドオープン」では、今回の変更が良い影響をもたらすことだろうと、自信を見せている。

「スコットランドオープン」の翌週、ミュアフィールドで行われる第142回「全英オープン」では、通常より158ヤードも長い舞台で、多くの選手が試されることとなりそうだ。そこには“大きなラフ”が待ち構えている。

7つのホールでティが新設され、全体の長さもアーニー・エルスが優勝した2002年の7,034ヤードと比較すると、今夏の大会は7,192ヤード(パー71)へ拡張されている。

最も大きな変更は9番ホールだろう。近隣の土地との兼ね合いもあり、ルネッサンスクラブのティが50ヤード後方へ移動した。これにより、パー5の554ヤードへと拡張し、新しいバンカーがフェアウェイ右手に設置され、他のバンカーはグリーン付近へ移動された。

ドーソン氏はこう述べている。「ミュアフィールドで16回目の大会を迎えられることを、非常に嬉しく思っています。選手たちの間でも非常に名高いコースとして有名な場所ですので、彼らに挑戦を持ちかけるつもりで、大会用のコースを設計していますからね」。

「冬の間、ラフは短くカットされて、 この大会の為にフレッシュな芝が出揃ってきました。ラフの生え具合は天候に左右されるものですが、今年は十分な芝が生えてくるでしょう」。

他の新たな特徴としては、“Wi-fiメッシュ”がコース全体に完備され、スタンドやテントで利用可能となる。無料の“オープン・イン・ザ・スクエア“イベントが大会一週間前からエディンバラで行われる。また有名な18番のイエロースコアボードに加え、7番、11番、16番、17番にはLEDのスコアボードが設置されることとなる。

昨年度の大きな要請を受けて、携帯電話の利用は再び許可される見込みだ。選手権のエグゼクティブディレクター、ジョニー・コールハミルトン氏は「事故やクレームがなかったことが完全に実証されなければ、おそらく認められなかったでしょう。しかし我々は昨年の大会を経て、選手たちからのクレームも上がってきませんでした。これは、非常に重要なことです。大会運営は、年々改善されることでしょう」と、語った。

チャンピオンシップ実行委員会代表のジム・マッカーサー氏はこう加えた。「大きなリスクを背負っても、多くのギャラリーは試合をリスペクトしてくれると信じています。携帯電話を許可することは、大きな収益を生むことにつながります。深刻な問題が発生しない限り、この流れは継続していきたいと思います」。

「LEDのスコアボードを設置することで、コンテンツ表示をコントロールできます。ビデオ機能もついているので、ライブ視聴も可能となり、選手たちのプレー進行の妨げにならない体制が充実してきています。もちろんコース上では適宜、呼びかけ行為(警告)も行います」。

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