「アメージング」――片山晋呉の練習風景を欧州ツアー公式サイトが配信
2016年 ユーラシアカップ
期間:01/15〜01/17 場所:グレンマリーGC(マレーシア)
ウィレットの勝利で欧州チームの大勝が確定
ダニー・ウィレットが「ユーラシアカップ」における欧州チームの勝利を確定させた。
ダレン・クラーク率いる欧州チームは、日曜のシングルスでイアン・ポールター、アンディ・サリバン、そしてリー・ウェストウッドに続き、ウィレットがチーム4ポイント目を挙げたことにより、8マッチが進行中だったが勝利を決めた。
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最終的にアジアチームを18.5-5.5で下した欧州チームは、10-10の引き分けに終わった2年前の第1回大会を経て、初めて大会のトロフィーを掲げた。
イングランド出身のウィレットは、アン・ビョンフンを相手に7ホール終了時点で2ダウンと劣勢に立たされるも、その後の5ホールで4ホールを獲る見事なバウンスバックを果たし、2アップと逆転に成功した。
ウィレットは15番でもバーディを奪い、3アップとするも、続く16番はアンがバーディを奪って応戦した。
それでもウィレットは動じずに、パー3の17番のティショットでしっかりとグリーンを捉え、アンがバーディを奪えなかったことで、ウィレットが欧州チームの勝利を確定させた。
この日は、ダニー・チアを4&3で破った「ライダーカップ」スターのイアン・ポールターが3日連続で欧州チームに初ポイントをもたらす幕開けとなった。
その後、サリバンがトンチャイ・ジェイディーを4&3で撃破し、ウェストウッドがニコラス・ファンを7&6と圧倒した。
ウィレットがアンの挑戦を退けた後も欧州チームは勝ち星を伸ばし、マシュー・フィッツパトリックが昨年「サルタイアエナジー ポール・ローリー・マッチプレー」を制したキラデク・アフィバーンラトに2アップで勝利した。
ホームのアジアチームはキム・キョンテがベルント・ウィスベルガーを、アニルバン・ラヒリがシェーン・ローリーを下して何とかポイントを上乗せした。
その後、クリストファー・ブロバーグが片山晋呉を5&4で下して欧州チームに次なるポイントをもたらした。
王情訓は18番で痺れるバーディパットを決め、ロス・フィッシャーとの勝負を引き分けに持ち込むことに成功したが、その後も欧州チームの攻勢は続いた。
18番を獲ったクリス・ウッドが1アップでSSPチョウラシアを辛くも下すと、デンマーク出身のセーレン・ケルドセンは16番で2.4メートルのパット沈めてプラヤド・マークセンを3&2で撃破し、ビクトル・デュビッソンが1アップで呉阿順を下して欧州チームの勝利を締め括った。
今年開催の「ライダーカップ」でも欧州代表のキャプテンを務めるクラークは、今週マレーシアで選手たちの見せたパフォーマンスを大いに喜び、「今週、このチームはファンタスティックなプレーをした」と述べた。
「今週は多くのポジティブな要素があった。私は幾つかのことを学んだし、9月にはもう少し良い働きができればいいね」。
「とは言え、選手たちが良いプレーをし、良いパフォーマンスを見せてくれない限り、世界最高のキャプテンにはなれないし、勝つこともできないのだよ」。
「この勝利は選手たちのものだ。今週のゴルフのクオリティはすばらしいものだった」。
欧州チームにキャプテンズピックで選出されたポールターとウェストウッドの2人は、イングランドの同胞サリバンと並び、今週3日間で全3ポイントを挙げた選手となった。
3日目も輝きを放ったウェストウッドは、出だし4ホール中3ホールを獲って序盤からリードを築き上げた。
その後、42歳のウェストウッドは地元マレーシアのファンが6番でバーディを奪ったことにより、差を2アップに縮められはしたが、その後の6ホールで5ホールを奪う派手な応戦を見せ、見事な勝利を飾った。
「今週は皆が良いプレーをしたと思うし、勿論、皆がチームに貢献したね。それがこのポイント差の理由だよ」とウェストウッド。
「今週、僕はショットが良かったし、3ポイントを勝ち取ったわけだからね。貢献できて良かったよ」。
「このチームには、今年の『ライダーカップ』でも確実にプレーすることになるであろう若手選手が揃っているね」。
「彼らにとってこの大会はすばらしい経験になった。段階的にチームゴルフの手ほどきが受けられたという点でね。彼らが今週の経験から恩恵を授かるのは確かなところだよ。ポジティブなことのみ得られた大会だったね」。