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「最低な一日」吉田優利は予選通過厳しく ルーキーイヤーの“後悔”と“収穫”

◇米国女子◇アニカ driven by ゲインブリッジ at ペリカン 2日目(15日)◇ペリカンGC (フロリダ州)◇6349yd(パー70)

年間ポイントランキング100位で今大会を迎えた吉田優利は、予選通過が厳しい通算4オーバー暫定89位で終えた。初日1オーバーで回ってカットラインの1打下の位置。好スコアを求められた2日目に4バーディ、7ボギーの「73」でさらに後退した。

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風が吹く中でスタートしたこの日は、出だし10番でボギー先行。フェアウェイからのアイアンショットがグリーン奥まで転がるシーンが目立ち、12番(パー3)まで3連続ボギーをたたいた。前日より少し硬くなったグリーンへのアジャストに苦しんだという。「難しい状況の中だったとはいえ、簡単に言うとすごく最低な一日だった」

14番のパー5をはじめバーディを獲ったホールもあるが、終盤8番もセカンドショットは大きくグリーン奥に外して4オン1パットでボギー。「色々考えはしたけど、一番は同じミスを何回も繰り返して、ラウンド中に修正できなかった」。予選通過を目指すどころか、納得のいくゴルフができなかったことが悔しさに拍車をかけた。

第2ラウンドは日没順延となり、ポイントランクは暫定101位になる見込み。同ランク60位に出場が限られる次週の最終戦「CMEグループ ツアー選手権」出場に届かず、これが今季米ツアーでの最終戦になる。1年を振り返って思うのは、「やっぱり春先に調子が良くなかったのが今年は響いた」。1月「LPGAドライブオン選手権」と3月「ブルーベイLPGA」と出場を見送り、「出られる試合を出なかったのもある。でも、自分的にはオフにいい準備をしたつもりが、そこが上手くハマらずにスタートしたのが良くなかった」と話した。2019年にプロ転向して以降、ここまでゴルフの状態が良くなかったシーズンはないとも言う。

その反面、「これだけ調子が悪くて(ランクが)100位なんだというのも正直ある。もうちょっと良ければもっと上に行けるだろうし、これより悪いゴルフは一年を通して今までしたことがない。これだけ悪いと100位(前後)になるというのは一番の収穫」。

この後は、当初の予定通り12月5日(木)から5日間90ホールのストロークプレーで行われる最終予選会(アラバマ州マグノリアグローブGC)に臨む。また、日本の最終予選会(11月26日~29日/静岡・葛城ゴルフ倶楽部 宇刈C)にも参戦する予定だが、米ツアーを優先する方針は変わらず。米参戦1年目で得た学びを糧にする。(フロリダ州ベルエア/石井操)

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