小林浩美会長が再任 理事8名の新体制へ/LPGA理事選挙
世界で活躍する日本の選手たち(10月25日-11月4日)
【 先週のREVIEW 】 10月25 ‐ 28日
★ USPGAツアー Buick Challenge
翌週にツアー選手権が控えているということで賞金ランキング30位を目標に熱い戦いが繰り広げられた。 優勝を飾ったのは去年から好調なクリス・ディマルコ。 個性的なパッティンググリップで有名。 去年の優勝は比較的出場選手の層が薄めだったペニシルベニアクラシックだったのでこの優勝は価値があると語っていた。 最終日65で回り、プレーオフで 追撃してきたデュバルを破った。 賞金ランキングも11位にジャンプアップ。 日本のブリヂストンオープンから戻ってきた丸山茂樹は 最終日スコアーを伸ばし 23位で競技を終了、 獲得賞金は$27,965 (71-71-70-67=279 -9) 丸山の賞金ランキングは変わらず37位。 横尾要は 71-75で予選落ち、ランキングは102位にダウンした。 これで両選手の2001年シーズンは終了。
賞金ランキング: 丸山茂樹 37位 ($1,441,455) 27試合出場
横尾要 102位 ($477,989) 27試合出場
尾崎直道 151位 ($271,202) 17試合出場
世界ランキング: 伊沢利光 21位、片山晋呉38位、谷口徹 55位、丸山茂樹 62位、田中秀道65位、尾崎将司84位、深堀圭一郎109位、手嶋多一111位。
★ USPGAツアー USPGAツアー 2002年 予選会
2002年の予選会が始まっている。 1次予選は13会場。 2次予選は6会場、そして最終予選はフロリダ州ウエストパームビーチで11月26日から12月3日に行われる。 日本ゴルフツアー機構の賞金ランキング上位で最終予選から出場のエントリーを予定しているのは田中秀道とディーン・ウイルソン。 JGTO枠で2次予選からトライするのは E・エレラとJMシン。 今週は1次予選が8会場で開かれた。 カリフォルニアの会場で挑戦した 津田徹哉は 73 70 72 72 (287) -1で通過ラインの8アンダーに7打足りず落選。 前週行われたフロリダ州タンパでトップ通過を果たしたのは 貞方章男。 70‐65‐73‐67の9アンダー、2位に4打差をつけての通過。 貞方は奈良出身、22歳、アメリカ・フロリダ州にゴルフ留学して、去年ブレバード大学を中退し、今年プロ転向したばかり。 フロリダ州アマ選手権など実力のある選手。コーチは今田竜二と同じリチャード・エイブル氏。 貞方は11月13-16日 フロリダ州オーランドで行われる第2次予選で次はトライする。
★ Buy.Com ツアー Tour Championship
アラバマ州のロバート・トレント・ジョーンズ・トレイルGC で行われたシーズン29試合目の最終戦、ツアー選手権は 前週でツアー2勝目を飾ったパット・ベーツが4アンダー優勝を飾り、賞金ランキング2位でシーズンを終えた。 ランキングトップはチャッド・キャンベル。 南アフリカ出身の ブレンデン・パパスが2位タイに入り、 ランキング23位から10位にランクアップ、2002年USPGAツアーの出場権を逆転で確保した。 期待がかかった今田竜二は 右手の指のケガが響いているのか、いい所を見せることなく、 通算 25オーバー(78-78-82-75)で試合を終えた。 ランキングは18位から20位にダウンしてシーズンを終えた。 16位から25位の枠で 今田は11月26日から12月3日にフロリダ州で行われる2002年USPGAツアー最終予選会に出場できる。 国吉博一はランキング156位で今シーズンを終えた。 国吉は14試合に参加、ベストがフォートスミス クラシックの22位、予選落ちが8回あった。 来シーズンの為の予選会には参加せず、日本ツアー出場を目指し、このあと日本の予選会に備えるという話。
賞金ランキング: 今田竜二 20位 ($151,711) 25試合に参加
国吉博一 156位($13,490) 14試合に参加
★ アジアPGA ダビドフ ツアー 【 Open Week 】
11月1 - 4日インド・ニューデリーで ホンダ・シール・インドPGA選手権 が予定されていたが、現在の西アジア、中近東でのテロ戦争の影響で試合は中止された。台湾PGA選手権(去年日本の丸山大輔が優勝した試合)も中止。 次の試合は台湾で行われる BMW アジア オープン(10月22‐26日) 試合はヨーロピアンツアーとの共同開催。 賞金総額は 150万ドルとアジアでは一番大きい試合。 ヨーロピアンツアーはこの試合が2002年の開幕戦となる。 今シーズン残りのツアー競技は試合だが、現在の賞金ランキングを見ると石垣聡が32位でシード確定。(9試合に出場 $38904)、柳沢克巳63位、深沢尚人80位、倉本泰信87位、大井手哲90位、坂上真之介91位、辻村明志96位。 シード権は60位まで(最低出場義務数は6試合)
★ USシニアツアー Tour Championship
シーズン最終戦のツアー選手権はオクラホマ州のガイラーディアG&CCで行われた。 ランキング27位で出場資格を持っていた青木功は欠場だった。 優勝したのは今年ルーキーシーズンだったボブ・ギルダー。 強風が吹いた最終日スコアーを73でまとめ、ダグ・ツール を一打差で下し、ビッグタイトルを獲得した。 この優勝で最終賞金ランキング8位で終了した。 賞金王と年間続いていたチャールス・シュワブ・カップの両方を獲ったのはアレン・ドイル。 全米シニアオープンを制したブルース・フラッシャーは2位に終わった。 チャールス・シュワブ・カップのポイント最上位者には100万ドルのボーナスが与えられた。 青木功は31位でシーズンを終了。 今年全米シニアオープンとロイヤルカリビアンクラシックで2位、アリアンツ選手権で4位などの成績を残した青木は3年振りに賞金ランキングでシード権を獲得した。 (99年は49位、2000年は51位・・シニアツアーは31位までがシード権、その他生涯獲得ランキングで31人がシード権トいうカテゴリーがある)
山本善隆のシーズンは87位で終了。7月に行われたSBCシニアオープンの7位が最高順位。
賞金ランキング : 青木 功 31位 ($676,735) 20試合出場
山本 善隆 87位 ($120,982) 11試合出場
★ ヨーロピアンシニアツアー
SSL International/Sodexho MatchPlay Championship
ヨーロピアンシニアツアーの21試合はポルトガルのメリディアン・ペニーニャゴルフリゾートで行われた。 形式は32人のマッチプレー。 優勝したのはイングランドのジム・ローズ。 決勝でウェールスのクレイグ・デフロイを2UPで下し、ツアー初優勝を飾る。ローズは賞金ランキング26位に上げる。 海老原清治は日本シニアオープンに出場していた為、この試合は欠場。 海老原はこれまで13試合に参加、賞金ランキングは5位。 5月にアイルランド、6月にイギリス領のジャージー島で優勝を飾っている。 準メンバーの岡庭一芳は5試合に参加、ランキングは110位という位置にいる。
★ LPGAツアー Cisco World Ladies Match Play
去年まで日米対抗の形式で行われていた試合は 今年USLPGA16人・JLPGA16人(日本人14人)、マッチプレーとなって新しく生まれ変わった。 試合は USLPGAツアー1位のアニカ・ソレンスタム と 2位の朴セリ で決勝戦となった。 ソレンスタムが逆転で朴を下し、今年7勝目を飾り、賞金王 を確定させる。 ランキング3位のカリー・ウエッブは欠場だった。 日本選手は2回戦に進んだのは肥後かおり、原田香里、高村亜紀の3人だけと寂しい結果になったが、次週も共同開催のミズノクラシックがあるので、ここでリベンジといきたい。
USLPGAツアー 2002年のスケジュールはまだ発表になっていない。
USLPGA賞金ランキング: 福嶋晃子 16試合出場 45位 ($239,414)
小林浩美 20試合出場 73位 ($122,230)
★ フューチャーズ 女子ツアー 【 シーズン 終了 】
2001年シーズンの20試合は全て終了。 賞金ランキングトップは アメリカのベス・バウワー、4勝をして獲得賞金は$81,529。 日本人選手では シーズン8試合目ミシガンでの試合に優勝した中島真弓が14試合に参加して$34,607を稼ぎ、ランキング6位と健闘する。 全米女子オープンにも出場した 石井明子(リンダ石井)は21位、小山美保(デビー小山)は27位という最終順位でシーズンを終了した。フューチャースツアーは2002年シーズンの為の予選会(Qスクール)を11月13-16日に予定している。 手元の資料によると、16人の日本選手が参加予定。