全英オープンの作り方/競技委員・山中博史のロイヤルリザムレポート<5>
2012年 全英オープン
期間:07/19〜07/22 場所:ロイヤルリザム(イングランド)
日本勢は8人が出場 今年もリンクスでの戦いが幕を開ける
海外メジャー第3戦「全英オープン」が7月19日(木)から4日間に渡り、イングランドにあるロイヤルリザム&セントアンズで開催される。141回目の開催を迎える今年、同コースが舞台となるのは2001年以来11回目となる。
イングランドのロイヤルセントジョージズGCで開催された昨年大会は、2日目に首位に並んだダレン・クラーク(北アイルランド)がその座を守りきり、通算5アンダーでメジャー初制覇を達成。42歳で初めて掴んだ栄光の瞬間だった。6人が出場した日本勢では、池田勇太がただ1人決勝ラウンドに進出。38位タイでフィニッシュした。
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今年出場する日本勢は、石川遼、高山忠洋、谷口徹、武藤俊憲、小田孔明、藤田寛之、藤本佳則、市原弘大の8人。4年連続出場となる石川は、昨年の予選ラウンドで下位に沈んだ雪辱を晴らせるか。01年大会も含めて8回目の出場となる谷口、今季2勝を挙げている藤田らベテラン勢、さらに初出場となる藤本と市原ら、個性的な面々が揃った日本勢に期待は高まる。
そして注目は、今季3勝を挙げるなど全盛期の強さが蘇りつつあるタイガー・ウッズ。08年から遠ざかっている4年ぶりのメジャー制覇を果たし、真の復活を遂げることができるか。さらに、ロリー・マキロイ、グレーム・マクドウェル、ルーク・ドナルド、リー・ウェストウッドら、クラレットジャグを初めて掲げるときを夢見る欧州の雄たち。今年も、壮大な自然という難敵が潜むリンクスへの挑戦がはじまる。
【主な出場予定選手】
D.クラーク、石川遼、高山忠洋、谷口徹、武藤俊憲、小田孔明、藤田寛之、藤本佳則、市原弘大、ベ・サンムン、K.ブラッドリー、S.シンク、L.ドナルド、J.ダフナー、E.エルス、R.ファウラー、D.ジョンソン、M.カイマー、G.マクドウェル、R.マキロイ、P.ミケルソン、B.ワトソン、L.ウェストウッド、T.ウッズ