アダム・スコットの失ったもの
南アフリカ「ネッドバンク・チャレンジ」初日
今週参戦している18人中、15名は「プレジデンツカップ」から居残ってまで参戦。プレッシャーのかかる「プレジデンツカップ」でかなり疲労困憊の面々のはずだが、やはり優勝賞金120万ドルとなるとやる気も沸くのだろう。
出だしから飛ばしたのがビジェイ・シン。1番ではグリーンエッジ際からの長いバーディパットを沈め、幸先の良いスタート。ロバート・アレンビーも2番パー5でグリーンのカラーから長いイーグルを決めて2アンダー。そのアレンビーは続く3番パー4でもグリーンのカラーから今度は長いバーディパットを決めてしまう。
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ケニー・ペリーも3番で長い下り傾斜を読みきりバーディで2アンダー。そのペリーとシンと同じ組で回るスティーブン・リーニーも周囲に触発されて、4番パー3のティショットをピン横30センチにつけてバーディ。ジェリー・ケリーも5番パー4の2打目をピン手前30センチにつけバーディで3アンダーにするなど、バーディラッシュが起きていた。
しかし、プロアマで65を出していたエルスがなんと初日伸ばせず。エルスにとっては問題なさそうな3メートル弱のパットを3番パー4で外し、パーセーブならずのボギーを叩くなど初日はイーブンパーと出遅れた。
波にのったのはビジェイ・シン。9番パー5では長いイーグルパットをラインに乗せたが、カップを覗き込む位置でストップ。しかしタップイン・バーディで首位タイとした。ビジェイに並んだのは同じく好調のケニー・ペリー。ペリーはすぐさま、12番パー3で4.5メートルのバーディを決めて7アンダー。しかし15番でこの日唯一のボギーを叩いてしまう。ロバート・アレンビーも14番パー5でグリーンエッジからチップイン・イーグルを決め一時7アンダーとスコアを伸ばしたが、15番でボギーを叩いてしまい6アンダーでホールアウトした。
6アンダーで最終18番パー4を迎えたビジェイは池越えの2打目をピン奥1.5メートルにつけてバーディ。7アンダーで単独首位に躍り出た。しかしその直後、ケニー・ペリーも18番の2打目をピン横1メートル弱につけてバーディ。結果2人が7アンダーで首位に並んでいる。
◇初日の結果
首位(-7・65):ケニー・ペリー、ビジェイ・シン
3位タイ(-6・66):ロバート・アレンビー、ダレン・クラーク、クリス・ディマルコ、アダム・スコット
7位タイ(-5・67):スチュアート・アップルビー、ジェリー・ケリー
9位タイ(-4・68):スティーブン・リーニー、セルヒオ・ガルシア、ティム・クラーク
12位タイ(-3・69):ニック・プライス
13位タイ(-2・70):ジェイ・ハース、レティーフ・グーセン
15位(-1・71):フレッド・ファンク
16位タイ(E・72):パドレイグ・ハリントン、アーニー・エルス
18位(+1・73):チャールズ・ハウエルIII