ニュース

米国男子グリーンブライアークラシックの最新ゴルフニュースをお届け

J.ワグナー、不調のどん底から勝利へ王手 「ポジティブに」

By PGATOUR.COM wire reports

今季これまで、がっかりする結果が多かったジョンソン・ワグナーが、ようやく心地よい場所を見つけた。ワグナーは3日目を6アンダーの「64」で回り、2位以下に2打差のリードをつけて、グリーンブライアーの最終日へ向かう。

ジ・オールドホワイトTPCの3日目を終えたワグナーは、通算14アンダーまでスコアを伸ばした。この日、同じく「64」を記録したジミー・ウォーカーが、通算12アンダーの単独2位につけている。

<< 下に続く >>

ワグナーは今季、一度もトップ10フィニッシュがない苦しいシーズンを過ごしてきた。さらに7大会連続で予選落ちしていたが、今週はついにファイナルラウンドまで駒を進めた。直近2試合のトータルバーディ数がわずか3つと奮わなかったワグナーは、大会3日目の土曜日だけで、7バーディを決めた。

「一日を通してとても心地よくプレーできたよ」と、ワグナー。「いい感じのショットが何本も出て、今日は安定してイメージ通りのボールが打てました。不調のどん底にいると、自分が何者なのかさえ見失ってしまい、さらに状況が悪化してしまうんだ。だからここ数週間はポジティブ思考に切り替えて、“過去にツアーで3勝してるんだぞ”と言い聞かせてきました。そのせいか今週は、落ち着いてプレーできているよ」。

今週のトーナメントが開催されているグリーンブライアーリゾートからわずか2時間足らずに位置するバージニア工科大学で、ワグナーはゴルフをプレーしていた。週末は彼の奥さんの家族も応援に駆け付け、ホーキーズファン(バージニア工科大学のスポーツクラブの愛称)も各地から、ワグナーに声援を送ることだろう。

「ギャラリーの中に(ホーキースのチームカラーの)茶色とオレンジが沢山見られて最高に気分がいいね」とワグナーは感想をもらした。彼は2012年の「ソニーオープン」以来となる、最終日の逃げ切り劇で有終の美を飾ろうとしている。

その他にもワグナーは、2008年に見事優勝した「ヒューストンオープン」と、メキシコで開催された「OHLクラシック」でも、最終日をトップで迎えた経験がある。

しかしながら、今年で4回目を迎えた「グリーンブライアークラシック」では、過去に3日目首位の選手がそのまま優勝を遂げた例は一度もない。ここ2年は連続でプレーオフにもつれる接戦となり、2010年の大会はスチュアート・アップルビーが最終日に「59」と猛ラッシュをかけて1打差の逆転優勝を飾った。

風が吹かなければ、ワグナーは最終日もアグレッシブに攻めるつもりだ。「明日も出来るだけ多くのバーディを狙いに行くさ。条件が穏やかな時のこのコースは、PGAツアーの中でもお気に入りなんだ」と、ワグナー。

ワグナー同様、2位につけているウォーカーもまた、このコースには好印象を持っている。2011年の大会ではプレーオフで敗れはしたものの、前年の2010年も4位タイという実績が、相性の良さを物語っている。

「このコースはとても攻略しやすいように見える」と、ウォーカー。「ティショットやセカンドショットは自信を持って臨める。自信がみなぎっている時のスコアは、大抵いいからね」。

PGAツアー初優勝を狙うウォーカーは、金曜の早朝から気分が優れず、今も体調は万全ではないが、その影響がスイングに及ぶことはなかった。3日目のフロントナインで7連続パーの後、ウォーカーはそこから5つのバーディを重ねた。そこには18番の17フィートのロングパットも含まれる。

初優勝とともにウォーカーが狙うのは、2週間後に迫った「全英オープン」の出場切符だ。フェデックスカップポイント20位の選手のうち、この大会でトップ5に入り、かつ出場権のない選手には、「全英オープン」への切符が用意される。ウォーカーのフェデックスカップの順位は現在24位だ。

「念のために、部屋の予約だけはしてあるんだけどね」と、ウォーカー。「実際に部屋を使うこととなれば、この上ない喜びだね」。

スウェーデンのジョナス・ブリクストは「67」で回り、首位のワグナーから4打差の通算10アンダーとした。3日目を「66」で回ったマット・ジョーンズ(オーストラリア)、同じく「69」のスティーブン・ボウディッチ、さらに「67」をマークしたテキサス出身の10代ゴルファー、ジョーダン・スピースの3人が9アンダーで追走する。

スピースはこの日、出入りの激しいゴルフを見せた。序盤に2つのボギーを叩いたが、上がり4ホールで3バーディと巻き返した。

明日、PGAツアーの正規メンバーではないスピースが逆転優勝を果たせば、もちろん正規メンバーの資格が与えられ、フェデックスカップ・プレーオフの出場権も手にする。彼は今季、既に1.1ミリオンドル(日本円でおよそ1.1億円)を稼いでおり、10月にスタートする新シーズンのメンバーにはなれるだろうと目されている。

6名の8アンダー組には、一週間前のコングレッショナルで優勝したビル・ハースが含まれている。

2日目首位のマット・エブリーは、スタートの2ホールを連続ボギーとし、早々と優勝争いから脱落した。この日は「74」とスコアを崩し、通算5アンダーの27位タイまで後退した。

金曜日の予選ラウンド後、81名の選手が決勝ラウンドに進んでいたが、土曜日のラウンドを終えた時点で、10名の選手が更に会場を去った。

情報提供:PGA TOUR

関連リンク

2013年 グリーンブライアークラシック

GDOアマチュアゴルフトーナメント

エントリー受付け中!2013 GDOアマチュアゴルフトーナメント
5クラスからレベルに応じて選べる個人戦、気の合う仲間と楽しく参加できるチーム戦、息の合ったチームワークが鍵となるペア戦、それぞれエントリーを受付け中!他にも世界大会出場ペア決定予選会や競技初心者向けイベントなどを開催いたします。


あなたにおすすめ


特集

宮本卓×GDO 旅する写心
ゴルフフォトグラファー宮本卓×GDOのスペシャルコラボコンテンツ。国内外のゴルフ写真を随時更新中!!
やってみよう! フットゴルフナビ
サッカーとゴルフが融合した新スポーツ「フットゴルフ」の総合情報サイトです。広いゴルフ場でサッカーボールを蹴る爽快感を、ぜひ一度体感してみよう!

ブラインドホールで、まさかの打ち込み・打ち込まれ!!ゴルファー保険でいつのプレーも安心補償!