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「ターゲット」最終日/タイガー猛追するもラブが優勝

最終日、2位以下に3打差をつけスタートした首位のデービス・ラブIIIは、公式戦ではないが、今年のラブの戦いぶりを印象付けたかのようなプレーぶり。3日目にはタイガー・ウッズとラウンドしてスコア「63」をマークする快心のゴルフを見せつけた。そして最終日、寒い大雨に見舞われる中、ラブは5番パー5でバーディを決めて通算13アンダー、2位以下に6打差、タイガーには10打の差をつけ、この時点でタイガーは優勝争いから完全に脱落かと思われた。しかしそこからタイガーが奮起。9番パー4の2打目をピン奥15センチに落とし、バックスピンであわやカップインのスーパーショット。イーグルこそ逃したが、バーディを決めて4アンダー、ラブとの差は9打に。

一方のラブは7番パー4で短い1メートル内のパーパットを外してしまい12アンダーに後退。タイガーは11番パー5でグリーンサイドの深いラフからチップインバーディを決め5アンダー、7打差となる。続く12番パー3でも2メートル弱のバーディパットを決めて6打差。ラブは9番パー4でまたしても短いパーパットを外してしまう。一時10打差あったタイガーとのリードはなんとあっという間に半分に減ってしまったのだ。

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波に乗ったタイガーは、13番でもバーディを取り、さらに14番パー4でも2打目をピン横1メートルにつけてバーディ。4連続バーディでついに8アンダー、ラブに3打差と迫った。タイガーチャージは止まることを知らず、続く15番パー3でも入る前から入ったことを確信するような見事なパットでバーディ!9アンダー、2打差となった。 しかし16番パー5でタイガーのチャージに急ブレーキがかかる。ティショットをウォーターハザードに入れてしまう。一方のラブもトラブル。12番パー3で、ティショットをグリーンサイドバンカーの縁に落としてしまう。2打目はピンを大きく越えて結果ダブルボギー。11番でバーディを奪っていたもののこれで10アンダー、タイガーとの差はたったの1打になってしまった。

さらに16番でトラブルだったタイガーが長いパーセーブパットを決めてガッツポーズ。2ホール残し1打差と素晴らしい追い上げを見せた。そして最終18番、5メートルのバーディチャンスにつけたが、無常にもボールはわずかにカップ右を通過。タイガーは結果スコア「65」、9アンダーで先にホールアウトとなった。

一方、タイガーの追い上げにプレッシャーを感じながらもラブは、16番でマウンド越えの長い10メートル級のバーディパットを決め、再び2打差に。上がり2ホールを大事にパーセーブし、結果11アンダーでなんとか逃げきって優勝した。

◇最終結果
1位(-11):デービス・ラブIII(72)
2位(-9):タイガー・ウッズ(65)
3位(-6):パドレイグ・ハリントン(71)
4位(-4):ジャスティン・レナード(71)
4位(-4):マイク・ウィア(72)
6位(-3):崔京周(77)
7位(-2):ビジェイ・シン(70)
8位(+1):ロバート・アレンビー(74)
9位(+2):フレッド・カプルス(76)
10位(+3):クリス・ディマルコ(77)
10位(+3):ニック・プライス(73)
12位(+5):ショーン・ミキール(75)
13位(+7):ジェイ・ハース(72)
14位(+8):ベン・カーティス(72)
15位(+9):ケニー・ペリー(74)
16位(+11):ダレン・クラーク(75)

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