2シリーズ制“大改革”の影響は? 2028年以降も「ベイカレントCレクサス」にトップ選手参戦へ
◇米国男子◇ベイカレントクラシック Presented by レクサス 3日目(10日)◇横浜CC(神奈川)◇7322yd(パー71)◇晴れ
PGAツアーのアジア太平洋社長を務めるクリス・リー氏が、トーナメントディレクターの沖田俊氏とともに取材に応じ、横浜CCに舞台を移して2年目となった大会について「数は公表していないが、(3日目の時点で)昨年以上のギャラリーにご来場いただいている。その点に関しては本当に手応えを感じていますし、感謝の気持ちが強くあります」と高く評価した。
前年は最寄りの相鉄線二俣川駅からのみだったコースまでの無料シャトルバスを、ことしはJR東戸塚駅からも運行することで来場者のアクセスは大きく向上した。コース内でも前年大会の翌週から改修工事を実施し、18番のグリーンとバンカーをティイングエリア側に14m移動させた。スペースが生まれ、より多くのギャラリーが18番グリーンのプレーを間近で観戦できるようになった。
2日目には地元神奈川県出身の人気グループ「湘南乃風」によるスペシャルライブ、3日目には花火大会を実施。コアなゴルフファン以外にも目を向け、大会のエンターテインメント的な要素を強めた。観客動員アップに成功しても、「私たちの目標、ゴールというところは、本当に高いところに設定している。もっともっとできることがあると感じている。長期のビジョンとしては、日本のゴルフ大会の中で一番お客様が集まる大会にしたい」と意欲的に話す。
PGAツアーは2028年から「チャンピオンシップシリーズ」「チャレンジャーシリーズ」の2シリーズ制に移行する大改革が控える。4大メジャーやプレーオフシリーズを含めてトップ選手が集うチャンピオンシップ、下位カテゴリーのチャレンジャーはいずれも2月から8月にかけて開催。「ベイカレントCレクサス」を含めた、来季の出場資格を争う場である秋季シリーズも大きく様変わりすることになりそうだ。
リー氏は「PGAツアーとして日本へのコミットメント、この大会へのコミットメントは変わらない」とした上で、秋に米国外で合計6、7試合を開催する展望を明かした。「アジアを追加する予定もあるし、オーストラリアとか、いろいろ(新大会の開催地)候補はあります。ヨーロッパ、中東…そういうところも全部検討しています」。チャンピオンシップからの降格選手、昇格を逃したチャレンジャーの選手による「ラストチャンスシリーズ」とは異なる位置づけで、チャンピオンシップに属する選手のみが秋の米国外開催大会に参戦できる見通しだという。他ツアーとの共催状況や出場人数、賞金総額などの詳細は今後決まる。
今週はフェデックスカップランキング50位以内のエリート層から20人が来日した。「28年以降も、トップの選手は日本の大会に出場する見込みになっています」。引き続き、日本で強力なフィールドが実現することに太鼓判を押した。(横浜市保土ヶ谷区/亀山泰宏)