2026年 スタンレーレディスホンダゴルフトーナメント

桑木志帆は“悪夢”の惜敗から前を向く 米挑戦の不安を宮里藍さんに聞いた

2026年 スタンレーレディスホンダゴルフトーナメント 事前 桑木志帆 宮里藍
桑木志帆はプロアマ戦で尊敬する宮里藍さんと回った

◇国内女子◇スタンレーレディスホンダゴルフトーナメント 事前(8日)◇東名CC(静岡)◇6530yd(パー72)

前週「日本女子オープン」で申ジエ(韓国)とのプレーオフに敗れた桑木志帆は、久しぶりに味わった悔しさを引きずっていた。単独首位からリードを守り切れず、日本タイトルにあと一歩届かなかった。「もうずっと夢に出ていて、夜もちょっと考え込んじゃう時もある」という。

背後から迫る申の執念ともいえる勝負強さに圧倒された。「終盤にかけて集中力がすごく上がっているのも分かりましたし、“ここ”っていうところのパットとか全部決めていた。自分は気合がちょっと足りなかった…」。振り返るほど、胸に残るものはある。

それでも、いつまでも後ろを向いてはいない。「久々に悔しい思いができたんで、強くなれる」と、敗戦を糧に視線はすでに次へ向いていた。

この日のプロアマ戦では、落ち込んだ気持ちをさらに前へ押してくれる時間があった。尊敬する宮里藍さんと同組になり、「一緒ってことを昨日知って、めちゃくちゃうれしかった」とラウンドを満喫。8月「AIG女子オープン(全英女子)」を制し、来季から米ツアーを主戦場とする予定の桑木にとって、長く米国で戦い世界ランク1位にも立った先輩との時間は何より貴重なものとなった。

言葉も文化も違う異国での生活に少なからず不安がある――そんな胸の内を打ち明けると、返ってきたのは「全然大丈夫だよ」のひと言だったという。「(質問にも)すごい真剣に向き合ってくれましたし、不安要素があるっていうより、“楽しかったんだろうな”という感じがすごい伝わってきた」。未知の世界を知る先輩の言葉がありがたく、心強かった。

直近6試合で5度のトップ5入りと好調を維持し、年間ポイントランキングでは2位・佐久間朱莉に905.13pt差をつけて首位を快走する。年間女王へ歩みを緩めるつもりはないが、激闘を終えたばかりとあって、「疲れはやっぱりあるので、まずは優勝を目指すっていうより、初日、2日目が終わってから順位で考えようかなって感じ。あんまり冒険せず、着々とまずは予選をこなしていきたい」。焦らず、足元を見ながら、いつも通りのプレーを心掛ける。(静岡県裾野市/安平賢太郎)

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