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2023年 マスターズ
期間:04/06〜04/09 場所:オーガスタナショナルGC(ジョージア州)

今さら聞けないマスターズの“マ”
誰が出られる? 松山英樹が日本で桜を見る日は/いまさら聞けないマスターズの“マ”(4)

◇メジャー第1戦◇マスターズ 初日(6日)◇オーガスタナショナルGC(ジョージア州)◇7545yd(パー72)

4月6日(木)にジョージア州のオーガスタナショナルGCで「マスターズ」が開幕しました。松山英樹が2021年に優勝した大会は、男子ゴルフの世界最高峰のトーナメント。いまさら他人に聞けない基本をコッソリおさらいします。

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勝てば一生出られます

1934年の開始当時、「マスターズ」は「オーガスタナショナル インビテーショナル トーナメント」として、ボビー・ジョーンズらが気心知れた仲間を招く試合でした。伝統的に大会は招待制で、主催者のオーガスタナショナルGC、マスターズ委員会の好みで選手がチョイスされているようで、近年は他のメジャーと同じように、実力さえあれば出場できるオープン化が進んでいます。

2023年の出場資格は19項目(詳しくは下部リンクから)。象徴的なのは「歴代優勝者」で、1回でも勝った選手は生涯の出場が可能なことです。傘のマークでおなじみ、アーノルド・パーマーは74歳までプレー。かつてのチャンピオンたちは自ら引き際を決めて、“卒業”していきます。

ただし、大会開幕2日前の火曜日には毎年「チャンピンズディナー」という、優勝者が集う晩餐会がコースのクラブハウスで開かれるため、彼らは試合に出なくてもこの季節はオーガスタを訪れます。2021年に優勝した松山英樹が、日本で満開の桜を見るのはいつになることやら…。

各ツアーの一流プロ、そしてアマも

「全米オープン」「全英オープン」「全米プロ」については、直近5大会の優勝者が出場できます。メジャー大会の格の高さの表れと言えるでしょう。世界最高峰のプロゴルフ団体、タイガー・ウッズや松山が所属しているPGAツアー(米国男子ツアー)の大会での、直近1年の優勝者も出場チケットをゲット。また、PGAツアーを含めた各国の試合で優秀な成績を積み重ねた、世界ランキングの「トップ50」もオーガスタに行くことができます。

マスターズは優秀なアマチュア選手にも目を向けており、米国や英国、アジア、南アメリカなどのアマチュア大会で優勝した将来有望な若手も招待します。日本の松山、金谷拓実中島啓太は「アジアパシフィックアマチュア選手権」で優勝したことが、マスターズ初出場のきっかけでした。

残念ながら、こういった出場資格から漏れた選手にもチャンスはあります。マスターズ委員会の目に留まった逸材は「特別招待」というカテゴリーで、他の出場選手と同じ招待状を受け取ります。今年は、昨シーズン日本ツアーで賞金王に輝いた比嘉一貴、米国のヴァンダービルト大で1年生ながら大学チャンピオンになったゴードン・サージェントが選ばれました。

そうして集まった毎年の出場人数は90人前後。150人前後が参加する他のメジャー3大会よりフィールドの狭いこともマスターズの特徴です。

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