激闘の末に渋野が痛感した1位との差/勝つために比嘉一貴が捨てた武器
2022/04/19 17:00
ルーキーVを狙って最終日を2位からスタートした渋野日向子選手。追撃及ばず2位のまま終わったものの、勝利へ向けて得るものがあったようです。また、今季好調な要因にも迫ります。国内では植竹希望選手が激闘のプレーオフを制して初優勝。比嘉一貴選手は長年の武器であった“あるもの”を捨てることで勝利を手繰り寄せました。
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激闘の末に 渋野日向子が痛感したキム・ヒョージュとの差
2打及ばず、2位でフィニッシュした渋野日向子選手。勝負どころでスーパーショットを放ったキム・ヒョージュ選手に、「私には打てない」と賞賛を送りました。キム選手との実力差を痛感した渋野選手ですが、勝つために必要なものはなにか、しっかりと胸に刻みこんだようです。
渋野日向子の好成績連発は必然? あえて見送った2月のフロリダ参戦
今季出場5試合でトップ10入り3回と好調ぶりを見せる渋野選手。たまたま好調の波が来ているわけではないのです。その裏には2月に下した「出られそうな試合をあえて見送る」という決断がありました。以前には「出られる試合は全部出る」と話していた渋野選手が、出場を見送ったワケとは?
“金言”を胸に「やり切るしかない」 植竹希望がツアー初V
2017年のプロテスト合格から5年で念願のツアー初優勝を飾った植竹希望選手。プレッシャーのかかる最終日を支えたのは、ツアー41勝の偉大な大先輩、森口祐子プロからのアドバイスだったとか。もがき苦しみ続けた末の初Vに「うれしいの一言。ずっと勝てなかったので」と語るその目は、早くも次の勝利を見据えています。
「もっと勝ってもいい」 3勝目をつかんだ比嘉一貴が手放した、長年の武器
昨季、片山晋呉選手からかけられた「もっと勝ててもいいよね」の言葉。自分でも感じていたモヤモヤをずばり指摘された比嘉一貴選手は、オフシーズン中「自分に足りないものは何か」を考えたそうです。その結果、比嘉選手は長年の武器としていたヤーデージブックを捨てることを決断。昨年8月以来の勝利につなげました。
LAST WEEK NEWS
米国女子:ロッテ選手権
渋野日向子選手は米国での生活にも慣れてきたところ。苦労があるようで「私、大変なことなんもしとらん」と言います。食事と運転は女性マネジャーの仕事。「洗濯は得意。洗濯機がやってくれるから。ハハハ」。不安なのは「英語くらい。だんだん聞き取れるようになったけれど、意味は分からん」だそう。ただ、それがストレスになりません。「だから、英語を勉強しないと思うんだよな」と、なんともタフです。(桂川)
国内女子:KKT杯バンテリンレディスオープン
記録にも、そして記憶にも残る激闘が繰り広げられた舞台「熊本空港CC」は、その名の通り空港のすぐ隣にあります。コースのすぐ上を飛行機が飛ぶ際はエンジン音が大きく響き渡ります。「プレーの邪魔になるかな」と思って見ていましたが、そこはさすがトッププロ。気にする素振りをまったく見せずにプレーしていました。集中力が極限まで高まると雑音が聞こえなくなる、というのは本当みたいです。(内山)
国内男子:関西オープンゴルフ選手権競技
今週は150人出場ということで、予選はスタートから全組終了まで約11時間。初日が午後、2日目が午前スタートだった幡地隆寛選手は、ホテルに戻ってから12時間後にはコースにいたそうです。決勝は少しゆっくりできるかと思ったら、「洗濯もしたいので…」。転戦中も家事はありますもんね…。宿に戻ったら休みたいはずですが、改めてプロやキャディの皆さんの体力には感服です。(谷口)
米国男子:RBCヘリテージ
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Edited by : 武田涼花
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