単独首位で迎えた13番パー3。ティショットでグリーンを外してしまった桂川選手にはアプローチで2つの選択肢があったといいます。転がして寄せるのか、高く上げて止めるのか。ミスしても“保険”がかけられる後者を選択した結果は、ピンそばにピタリ。ピンチをしのいで見事に逃げ切ったのでした。

プロテスト合格まで5度の挑戦を要した天本ハルカ選手は、その経験が試合でも生きているといいます。今大会も、絶対に最後までやり遂げるという強い心が初優勝を引き寄せたに違いありません。試合後にはいつも支えてくれるお母さんへ「ちょっとずつ恩返ししていけたら」と、これからの活躍を誓いました。

日本勢最上位となる8位で大会を終えた西郷真央選手。しかし、最終18番でのダボは「きょうは眠れるか分からない」くらい悔しかったのだそう。手首の痛みを抱えながら4日間を戦い抜いた西郷選手はいったん帰国して治療し、5月9日から米本土の「コグニザント ファウンダーズカップ」に参戦予定です。