佐渡充高が簡単解説!初めてのPGAツアー【第五十四回】
欧州PGAツアー「HSBC世界マッチプレー選手権」プレビュー
今年40周年を迎える「世界マッチプレー選手権」がスポンサーが香港上海銀行(HSBC)に変わったため、いままで招待制だった参戦選手の選抜が、今季の4大メジャーにおける成績を元にしたポイント制のクオリファイ方式に変更。選ばれた12名は、かなりの増額となった優勝賞金1億6000万円を目指す。
40周年の歴史を誇る輝かしい大会。アーノルド・パーマー、ジャック・ニクラス、グレッグ・ノーマン、ニック・ファルド、5度優勝しているセベ・バレステロスとゲーリー・プレーヤーなどなどトロフィーに刻まれた偉大な選手たちの名前がその重さを語る。
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ゲーリー・プレーヤー
「最も好きな大会ですし、最も好きなコースでの開催ですから、素晴らしい大会だと思います」
ディフェンディング・チャンピオンはアーニー・エルス。昨年で同大会4回目の優勝を決めたエルスもこの大会を高く評価している。他に今季4大メジャーの3人のチャンピオン達も参戦。エルスの第1シードから始まり、マイク・ウィア、ベン・カーチス、ショーン・ミキールが第2~4シード選手となっており、2回戦からの出場となる。1997年の「世界マッチプレー選手権」優勝者、ビジェイ・シンは第5シード。最初の36ホールマッチで対戦するのはアレックス・チェイカ。
ビジェイ・シン「マッチプレーでは何が起きるか分かりませんよね。相手が誰であろうと、常に相手の動きを気にしながらプレーしなければならない」
「全米プロ選手権」2位の成績から第6シードを得たチャッド・キャンベルは、スウェーデンのフレドリック・ヤコブセンが相手。ヤコブセンも今季メジャーで2度のトップ10入りを果たしている。「マスターズ」のプレーオフでマイク・ウィアに負けたレン・マティースは1回戦でトーマス・ビヨーンに打ち勝てれば、2回戦でウィアとのリベンジ戦が可能となる。「全米オープン」2位のスティーブン・リーニーと「全米プロ選手権」3位のティム・クラークが対戦する1回戦の勝者がアーニー・エルスと2回戦でぶつかる。
*輝かしい歴史を誇る「HSBC世界マッチプレー選手権」。エルスをはじめメジャーチャンピオン達が続々参戦のこの試合は今夜16日(木)午後10:15から、ザ・ゴルフ・チャンネルで独占衛星生中継予定