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2006年度欧州男子レビュー 最終戦でマネーキングが決する白熱のデッドヒートが続いた

1990年代に一時代を築いたスコットランド出身のコリン・モンゴメリーが、久々に賞金王に返り咲いた2005年シーズン。今季も賞金王の最有力候補に挙げられ、第3戦の「UBS香港オープン」で早くも1勝目を挙げたときには、全盛期の強さを髣髴とさせたほど。しかし、それ以降はベスト3に入ったかと思えば予選落ちを繰り返す不安定なプレーを展開。結局、今季は賞金ランキング9位でシーズンを終えている。

過去に賞金王に輝いている南アフリカ出身の実力者、アーニー・エルスは、第4戦「ダンヒル選手権」で勝利。同郷のレティーフ・グーセンも「南アフリカ航空オープン」で早々と1勝を挙げ、このまま激しい賞金王争いを演じるかに思われた。しかし、賞金額を伸ばして白熱したデッドヒートを繰り広げたのは、過去にあと一歩のところで賞金王を逃してきたパドレイグ・ハリントン(アイルランド)、イングランド出身のポール・ケーシー、そしてデビッド・ハウエルだ。三つ巴の展開は終盤戦でも続き、今季3勝のケーシーが2位のハリントンに僅差でリードしたまま、賞金王の行方は最終戦「ボルボマスターズ」の結果に委ねられた。極限のプレッシャーの中、ケーシーはスコアを伸ばせず21位タイフィニッシュ。対するハリントンは2位タイで競技を追え、ケーシーに逆に3万5253ユーロ(約540万円)の差をつけて初の賞金王に輝いた。

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また、日本ツアーやアジアンツアーに加え、欧州ツアーにも参戦しているインド出身のジーブ・ミルカ・シンは、「ボルボ中国オープン」と「ボルボマスターズ」で優勝する活躍ぶり。日本国内だけでなく、世界にその名を知らしめた。

来季は、欧州ツアーの出場資格を懸けたファイナルQTを上位通過した手嶋多一がフル参戦の予定。世界のトッププレーヤーに挑む日本人がまた一人増え、来季の楽しみはますます広がるばかりだ。

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