100点パットを呼んだ直前の“がっつき” 石川遼は20勝目も通過点に
2024年 三井住友VISA太平洋マスターズ
期間:11/07〜11/10 場所:太平洋C 御殿場C(静岡)
海外メジャーで感じたUTの重要性 石川遼の20勝目を支えた14本
◇国内男子◇三井住友VISA太平洋マスターズ 最終日(10日)◇太平洋クラブ御殿場コース(静岡)◇7262yd(パー70)◇曇り(観衆8549人)
1打差2位から最終日を出た石川遼が5バーディ、2ボギーの「67」でプレーし、通算11アンダーで2010、12、22年に続く大会最多の4勝目を飾った。
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今年で自身16度目の御殿場コース。攻略に欠かせないクラブとしてあげたのがユーティリティ(UT)で、今季初優勝の「ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ」に続いてキャロウェイ「APEX UW」の3番と4番を入れている。
UTを重宝するきっかけとなったのが、スポットで参戦した海外メジャー。「2020、21年の全米オープンとか、メジャーに行ったときに4Iだと10ydランが出るけど、4UTだと4ydくらい。ラフからの信頼度がある」と状況によって4IとUTを使い分けている。
本コースにおいても、2018年の改修でパー72からパー70の設定に変更されたことで、よりUTの重要性が高まったと話す。「刻むホールは3Wじゃなくて3UT、5UTを使うので、プラス100yd長くプレーさせられている感覚。ティショットのアグレッシブさがすべてじゃないコース」と戦略を立ててきた。
加えて、「3UTは(低く抑える)スティンガーショットを打ったり、240ydから狙っていったり必須」とグリーンを狙う上でも3Iに代わる大事な一本。最終日をバーディで締めた18番(パー5)の第2打も、3UTで打ってピン手前8mのイーグルチャンスにつけた。
また、今週はキャロウェイの新ウェッジ「OPUS (オーパス)」で3本をそろえた。58度は6月から投入し、50度と54度は今週から。「来週は芝も変わるし、地面の硬さも変わるので、どういうパフォーマンスをするか楽しみ」と、次週「ダンロップフェニックス」でも使用を続ける構えだ。
<最終日のクラブセッティング>
ドライバー:キャロウェイ パラダイム Ai スモーク ◆◆◆(トリプルダイヤモンド)(10.5度)
シャフト:グラファイトデザイン Tour AD GC(60g台、硬さS、45.75インチ)
グリップ:ゴルフプライド
フェアウェイウッド:キャロウェイ パラダイム Ai スモーク MAX(3番15度)
シャフト:グラファイトデザイン ツアーAD GC(70g台、硬さX)
ユーティリティ:キャロウェイ APEX UW<2022年>(3番19度、4番23度)
シャフト:グラファイトデザイン ツアーAD UB(3番8X/4番9X)
アイアン:キャロウェイ APEX MB ツアーバージョン(5番~PW)
ウェッジ:キャロウェイ OPUS(オーパス)(50、54、58度)
パター:オデッセイ プロトタイプ PT 09 ix パター