タイガー、世界1位に復帰して臨むオーガスタ
2013年 マスターズ
期間:04/11〜04/14 場所:オーガスタナショナルGC(ジョージア州)
“ゴールデンベアー”の影響を歓迎するコルサート
ジャック・ニクラスが6回優勝したマスターズで初勝利を飾ったのは50年前だが、彼の18回のメジャー優勝は、ルーキー、ニコラス・コルサートのパフォーマンスに大きな影響を与えることになる。
ルサートはマスターズ初出場選手17名のうちの一人だ。マスターズ初出場で優勝をし、誰もが望んでいるグリーンジャケットに袖を通した選手は1979年のファジー・ゼラー以来、未だ誕生していない。
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飛ばし屋のコルサートは、昨年のメダイナで栄光を勝ち取ったライダーカップ欧州代表の英雄の一人だが、先週、ニクラスの知略と邂逅するという、ゼラーの達成した記録を再現する上でこの上ない機会に恵まれた。
「クラブハウス(フロリダ・ウェストパーム)で他の二選手と会話をしていたら、ジャック・ジュニアが入ってきたんです。彼は1986年に彼の父親のキャディをしていたでしょ。非常に貴重な時間でした」。
「私たちは、ちょうど1986年のマスターズの話をしていたんです(46歳のニコラウスが最後のマスターズ優勝を果たした大会)。そこで私達の一人がジャック・ジュニアに、マスターズに向けての一番のアドバイスは何かと訪ねたんです」。
「そこで10秒程立ち尽くした彼は、私達に寄ってきて、“僕だったら父と話すね”と賢明なるアドバイスを授けてくれたんです」。
「そして私の方を見て、こう言いました。“僕の父に電話をかけようか?”と。そこで私は“もしそうしてくれたら本当に光栄です”と彼に伝えたんです」。
「そして彼がニクラスに電話をかけたところ、“3時にミーティングがあるが、2時にそっちへいくよ”と言っていました。その時は丁度午後1時だったので、1時間後にはニクラスに会えるとあって、非常に幸運だと思いました」。
コルサートは昨日、マスターズで2度優勝を経験しているライダーカップのキャプテン、ホセ・マリア・オラザバルと会話をし、1時間ニクラスと時間を過ごし、その上でコースの全ホールを回った。
「私がジャックと話をしたときに、一度もプレーをしたことのない場所にしては、非常によく視覚的なイメージができたような気持ちになりました」。
「実際に彼からもらった有益な情報を照らし合わせてみると、コースの所々で自分の見る目が正しいことが分かってきたので、随分と自信を深めることができました」。
「特定の選手たちはこの地を見ると、自分のスタイルに合っていると感じるものであるが、私も今まさにそう感じています」。
「経験はいつでも選手の中で大きな役割を果たします。そして、どんなトーナメントでも優勝するには、パットを決めなければなりませんね。私にもチャンスがあります」と述べた。