【特集 タイガー・ウッズの見方(4)】ゴルフ担当記者の視点
2004年 全英オープン
期間:07/15〜07/18 場所:ロイヤルトゥルーンGC(スコットランド)
エルス、ミケルソン、シンなどの強豪が上位に!
スコットランドのロイヤルトゥルーンGCで開催中の第133回「全英オープン」2日目。この日のベストスコアとなる「66」でラウンドした米国のスキップ・ケンドールがトータル7アンダーでトップに立った。
ケンドールはPGAツアー未勝利の選手。まだ優勝を占なうには時期尚早であるが、昨年のベン・カーティスに続いてのシンデレラボーイ誕生が期待される。さらに、1打差の2位には初日トップに立っていたフランスのトーマス・レベが、2打差の3位タイには韓国の崔京周とイングランドのバリー・レーンがつけている。
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優勝候補の筆頭に挙げられている強豪もスコアを伸ばしてきた。中でもフィル・ミケルソンが初日の73位タイから10位タイに急浮上。難攻不落のリンクスを相手にボギーなしの5バーディでラウンドし、ケンドールと並ぶ2日目のベストスコアをマーク。「マスターズ」に続くメジャー2勝目が射程圏内に入ってきている。また、アーニー・エルスとビジェイ・シンがトップと3打差の4アンダーで5位タイ。今年の「全米オープン」を制したレティーフ・グーセンがミケルソンに並ぶ3アンダーの10位タイにつけている。なお、タイガー・ウッズは1アンダーの17位タイで2日目を終えている。
一方、活躍が期待されていた有名どころの中にもリンクスの罠にはまってしまった選手が続出。昨年の全英覇者であるベン・カーティス、初メジャー制覇が期待されていたセルヒオ・ガルシアなど・・・。2日間でロイヤルトゥルーンGCを去ることとなった。
日本人選手では4人の選手が予選を通過した。丸山茂樹と神山隆志が1オーバーの37位タイ。深堀圭一郎と平塚哲二が2オーバーの53位タイ。残念ながら星野英正は8オーバーの121位タイ、塚田好宣は17オーバーの151位で予選落ちとなった。