2011年 ザ・プレジデンツカップ
期間:11/17〜11/20 場所:ロイヤルメルボルンGC(オーストラリア)
米国選抜が7度目の優勝!遼はシングルスでB.ワトソンを下す
◇米国男子◇ザ・プレジデンツカップ最終日◇ロイヤルメルボルンGC(オーストラリア)◇6,397ヤード(パー71)◇ギャラリー数26,318
両チーム各12選手によるシングルスのマッチプレー12試合が行われ、6勝6敗で引き分けたが、米国選抜が4日間の合計ポイントで19―15として世界選抜を下し、4大会連続7度目の勝利を飾った。
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3日目までに積み上げられた総合得点で4ポイントのビハインドを背負った世界選抜は、キム・キョンテ(韓国)が先陣を切った。第1組でウェブ・シンプソンを相手に7番までに3アップと優勢に試合を進めた。終盤16番でオールスクエアに持ち込まれたが、17番をバーディとして1アップで勝利。すると第2組のマスターズチャンピオン、チャール・シュワルツェル(南アフリカ)は2アンド1でダスティン・ジョンソンを下した。
さらに日本の石川遼は米国が誇る飛ばし屋バッバ・ワトソンと対戦。1番でいきなりバーディを奪われ1ダウンとなるが、2番から乱れたワトソンに対して安定したプレーで応戦。前半を3アップで折り返すと、13番で4メートルのバーディパットを沈めて4アップに。結局2ホールを残し、3アンド2で世界選抜にポイントをもたらした。
さらに地元豪州出身のジェフ・オギルビーは第4組で登場しビル・ハースを2アップで撃破。世界選抜のグレッグ・ノーマン主将の大逆転のシナリオは順調に進行していた。
ところが米国は第5組からハンター・メイハンがジェイソン・デイ(オーストラリア)を5アンド3で、ニック・ワトニーはチェ・キョンジュ(韓国)を3アンド2で下す。第7組のアダム・スコット(オーストラリア)はフィル・ミケルソンに対し14番までに4アップとする展開に持ち込み結局2アンド1で勝利し、レティーフ・グーセン(南アフリカ)もマット・クーチャーとの接戦を1アップで制したものの、米国のフレッド・カプルス主将が配置した終盤の4組、百戦錬磨の男たちが実力を発揮した。
ジム・フューリックはアーニー・エルス(南アフリカ)を4アンド3で、9組のデビッド・トムズはロバート・アレンビー(オーストラリア)を7アンド5で圧倒。そして続くタイガー・ウッズはアーロン・バデリー(オーストラリア)に13番まで1ホールのアップも許さず、4アンド3で勝利。最終組のスティーブ・ストリッカーは韓国のY.E.ヤンを2アンド1で下し、完勝劇を締めくくった。
次回大会は2013年10月に米国オハイオ州のミュアフィールドビレッジGCで開催される。