松山英樹&石川遼が参戦 マレーシアで米亜共催試合
優勝予想で松山英樹が3位に 「CIMBクラシック」パワーランキング
By Rob Bolton, PGATOUR.COM
78人のゴルファーが今週、マレーシアのクアラルンプールG&CCにやってくる。「CIMBクラシック」の会場にここになったのも、フェデックスカップのポイントが付与される公式な大会になったのも、これで2年目だ。アジアンツアーとの共催で行われる大会には、同ツアーから少なくとも10人の選手が招かれる。予選落ちはない。
クアラルンプールG&CCは全長6985ヤード、パー72。だがパーセーブが楽勝だと考えるのは早計で、昨年の平均スコアは0.035アンダーパーだった。この数字は同じくパー72のコースで、「ザ・メモリアルトーナメント」の会場として400ヤードも長いミュアフィールドビレッジGC(-0.102)と同程度。クアラルンプールのパー5ホールの平均スコア(2013年)は「4.77」で、PGAツアーの難しいコースランキングの12位タイに選ばれた。最終ホールは634ヤードだが、昨年は1つのイーグルも出なかった。
昨年はライアン・ムーアが通算14アンダーの「274」で優勝。パー5のスコアでは25位タイだったが、参加選手の平均では「4.69」で1位だった。フェアウェイキープ率は12位タイ、パーオン率は8位タイ。選手は目新しいコースをステップにして成長する傾向がある。
熱帯気候のため、会期中も雨や激しい雷雨に見舞われる可能性は十分考えられる。蒸し暑い気候があらゆるリスクを招くことも多そうだ。昨年の全4ラウンドは「リフトアンドクリーン」(罰なしでボールを拾い上げて拭き、元の場所に戻す)で行われた。
パワーランキング:CIMBクラシック
1位:セルヒオ・ガルシア
プレーは「ライダーカップ」以来。世界ランキングは4位と、出場選手の中では1番だ。昨年は11位タイだった。
2位:パトリック・リード
「ライダーカップ」では3勝0敗1引き分けで「ボルボワールドマッチプレー選手権」では準々決勝まで勝ち残った。昨年は40位タイで、手首の痛みとも闘っていた。
3位:松山英樹
シルバラードでの3位タイとTPCサマリンでの10位タイで、好スタートを切った今シーズン。PGAツアーランキングではボールストライキングで1位だ。昨年は25位タイ。
4位:チャール・シュワルツェル
前週の欧州ツアー「ISPS HANDA パースインターナショナル」で15位タイ。育児に奮闘する一方で、世界各地での直近15試合のうち、8試合でトップ15入りを果たしている。
5位:ノ・スンヨル
「ドイツバンク選手権」の9位タイと「BMW選手権」の23位タイで、2013-14シーズンを終えた。先週、母国で行われた「コロン韓国オープン」では単独2位だった。
6位:ゲーリー・ウッドランド
「ツアー選手権byコカ・コーラ」(9位タイ)以来のプレーとなる。昨年はプレーオフでムーアに敗れた。パー4のスコアで2位、パー5のスコアで2位タイだ。
7位:ジョン・センデン
クアラルンプールG&CCでのプレーは初めてだが、彼のレーザー距離計はピンまでの最短距離を探し当てるはずだ。直近5試合のうち、「シュライナーズホスピタルforチルドレンオープン」での18位タイを含む4試合で25位入りを果たした。
8位:リー・ウェストウッド
名高いボールストライカーは今大会初参戦。今シーズンは「フライズドットコムオープン」で12位タイと好スタートを切った。直近5試合のうち3試合で20位入りしている。
9位:ジェイソン・ダフナー
頸部を痛めて以来、初のPGAツアー参戦となる。「パースインターナショナル」では23位タイだった。
10位:ウィル・マッケンジー
2013-14シーズン前半では軒並み好成績を収めたものの、後半は失速。だがプレーオフで敗退した「マックグラッドリークラシック」で、再び好調ぶりを見せた。
11位:グラハム・デラエ
昨年は7位タイ。パーオン率は16位タイで、パッティングは9位タイだ。飛距離はもちろん、ティショットの正確さはかなりのもの。
12位:ブレンドン・デ・ヨング
「マックグラッドリークラシック」で自己ベストタイの2位タイを記録。トップ30入りの壁を11試合目で破った。
13位:ポール・ケーシー
今シーズン初戦。2011年以来のフルシード権を獲得した。2013-14シーズンはトップ25入りが2回。7週間前の「KLMオープン」で優勝した。
14位:デビッド・リングマース
ウェブドットコムツアーで3度のトップ20位入りをし、2014-15シーズンの開幕3試合では、2試合で20位以内を記録した。「マックグラッドリークラシック」最終日はノーボギーの「66」でホールアウトしている。
15位:アニルバン・ラヒリ
前週のアジアンツアー「ベネチアン・マカオオープン」覇者。アジアンツアーの賞金ランキングは2位。世界各地での直近7試合のうち、5試合でトップ15入りを果たしている。昨年は35位タイだった。