プレジデンツ杯・副将の丸山茂樹が好発進
今年の「WGC EMCワールドカップ」は超一流選手不足!?
11月13日から16日にカリフォルニア南部のキオワ・アイランドで開催される今季最後の世界ゴルフ選手権、「WGC EMCワールドカップ」。2人組の24カ国によって競われる世界大会だが、昨年は日本勢の伊沢利光&丸山茂樹組みが優勝を果たした。今年は先週の「サザンファームビューロクラシック」で上位フィニッシュをした丸山茂樹と田中秀道が組むことで注目を集めている。しかし一方で、ニック・プライス、ビジェイ・シン、マイク・ウィアが欠場を表明。これによって、ジンバブエ、フィジー、カナダはなんと大会そのものに参加しないという。「WGC EMCワールドカップ」は2人組の24カ国によって競われる世界大会だが、アメリカチームに関しても、ランキング3位と7位の選手が参戦するなど超一流選手不足となりそうだ。
タイガー・ウッズ
「今年のワールドカップには出ないよ。その週は休暇を取るつもりだ」
これで2年続けてタイガーは「WGC EMCワールドカップ」の参戦を見送ることになる。しかし断ったのはタイガーだけではない。デービス・ラブIII、ケニー・ペリー、デビッド・トムズ、フィル・ミケルソン、クリス・ディマルコも「AMEXチャンピオンシップ」の場で、アメリカチームを代表してくれるよう頼まれたが断っている。その理由は、翌週の「プレジデンツカップ」だ。
デビッド・トムズ
「私までお誘いが降りてくるとは思ってなかったよ。私の前に世界ランキング上3人いるわけだしね。自分のスケジュールを考慮した場合、無理だと感じたから断ったよ」
ケニー・ペリー
「プレジデンツカップのメンバーに選ばれていなかったら喜んでワールドカップに出場したけど、でもすでにワールドカップの週はスコット・ホークと一緒にノーマン主催のシャーク・シュートアウトに出るって約束しちゃってるんだ。それに、プレジデンツカップに備えて、前週はフロリダの暖かいところで調整したいしね」
アメリカ勢以外でもビッグネームが「WGC EMCワールドカップ」より「プレジデンツカップ」を重要視している。開催国、南アフリカを代表するアーニー・エルスだ。
アーニー・エルス
「南アフリカで開催のプレジデンツカップだからね。前週にキオワ・アイランドまで飛んで、プレジデンツカップに十分な準備ができるとは思えないからね」
国(プレジデンツカップ)を代表する試合に集中したいから、国(ワールドカップ)を代表できないという奇妙な話。結果的にアメリカ勢を代表するのはジム・フューリックとジャスティン・レナード。この2人はワールドカップとプレジデンツカップのダブルヘッダーとなる。ほかにダブルヘッダーとなるのは、オーストラリアのスチュアート・アップルビーとスティーブン・リーニー。そして韓国の崔京周となっている。