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ライダーカップ・ポイント争奪戦、トップ10入りをかけた闘い

ライダーカップの米国選抜チームのキャプテン、ハル・サットンは「人気投票のような形では決して推薦しない。チームにとってライダーカップを奪還するために必要な人物を選ぶ」と言及している。米国選抜メンバーのランキング上位10名が定まるまであとわずか。

先週開催されたPGAツアー「ジ・インターナショナル」では自力でトップ10入りを目指し奮闘した選手もいた。クリス・ディマルコは19位というポジションで「ジ・インターナショナル」に入り、2日目までの結果では一気に優勝をさらい自力でのライダーカップ選抜入りを手にするかと思われた。しかし、3日目からはボギーが先行し、厳しい状況となった。ランキング13位でスタートしたスチュアート・シンクは6位タイの成績で40ポイントを獲得、ランキングも12位に浮上した。

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日本のツアーで育ったトッド・ハミルトンは、数ヶ月前までライダーカップ・ランキングとは無縁の選手だった。しかし、全英での優勝から無視できない存在となっている。

トッド・ハミルトン
「僕がキャプテンだったら、推薦は11位と12位の選手にするよ。僕がこの7ヶ月に成し遂げたことと他の選手が2年間かけてやってきたことを比べてはダメだと思う。僕はたった2度のトップ10しかない。もちろんどちらも素晴らしいトップ10だけどね」

ハミルトンは「ジ・インターナショナル」の最終ホールでのボギーで12位フィニッシュ。結果ライダーカップ・ポイントは加算されずに終わった。そして最も注目されているジェイ・ハース。今季の夢がライダーカップ選抜メンバー入りすることだと掲げている。

ジェイ・ハース
「できれば自力で選抜メンバー入りしたいんだ。キャプテンに50歳の老いぼれを推薦してもらうのは気がひけるから。でも僕が今後も良い結果を出し続ければ、僕を推薦したとしてもキャプテンが責められることがなくなるだろうから」

ジェイ・ハースは「ジ・インターナショナル」を連続バーディで終えて単独5位でホールアウト。貴重なライダーカップ・ポイント60点を手中にして、ランキング14位から10位に急浮上した。

最後の追い込みが期待されるメジャー「全米プロ選手権」でのポイント獲得レース。優勝者には300点、2位は180点、3位は160点、4位は140点となっている。

◇米国ライダーカップ・ランキング

1位 タイガー・ウッズ(1,856.667)
2位 フィル・ミケルソン(1,755.250)
3位 デービス・ラブIII(1,114.107)
4位 ジム・フューリック(859.479)
5位 ケニー・ペリー(780.107)
6位 デビッド・トムズ(695.125)
7位 チャッド・キャンベル(680.000)
8位 フレッド・ファンク(596.959)
9位 スティーブ・フレッシュ(530.937)
10位 ジェイ・ハース(525.917)
11位 ジェリー・ケリー(523.625)
12位 スチュアート・シンク(506.846)
13位 ジェフ・マガート(504.143)
14位 スコット・バープランク(501.250)
15位 クリス・ディマルコ(483.048)
16位 ティム・ヘロン(455.833)
17位 トッド・ハミルトン(450.000)
18位 クリス・ライリー(466.786)
19位 ジョナサン・ケイ(466.750)
20位 ジョン・デーリー(401.250)

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