20歳の香妻陣一朗が首位争いへ 姉・琴乃と「上位に行ければ」
矢野東、香妻(弟)らが来季出場権 プレーオフは“7日目”へ
2015年の来季国内男子ツアー出場資格を賭けたファイナルQT(出場予選会)が、三重県のCOCOPA RESORT CLUB 白山ヴィレッジGCクイーンコースで開催された。最少スコアの通算22アンダーに3選手が並んだが、規定による順位決め(決勝ラウンドのスコア差など)により、トップ通過は通算22アンダーのチャン・キム(米国)。權成烈(韓国)が2位、黄仁春(韓国)が3位となった。
上位35位までが来季リランキングまでの出場資格が与えられることになる。通算19アンダーの4番手で通過したのはアジア勢で唯一メジャー制覇(2009年全米プロ)の経歴を誇るY.E.ヤン(韓国)。日本勢最上位は通算17アンダーの桑原克典で5番手だった。
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また、初日に148位と大きく出遅れていた女子ゴルフ香妻琴乃の弟・陣一朗が、7バーディ、ノーボギーの「65」で通算14アンダーとし、前日の41位から14位にジャンプアップして出場権をつかんだ。「今季の終盤にレギュラーツアーで得た経験が生かせました」と話し、来季は姉弟そろってツアー初優勝を狙うことになった。
2週前の「カシオワールドオープンゴルフトーナメント」で優勝争いに加わりながらも、QT出場となった横田真一は最終日にスコアを1つ落としたが、通算14アンダーで19番目の通過。今年賞金シードを喪失した矢野東も、通算12アンダーの28番目で出場権を確保した。
通算11アンダーの30位タイに11人が並び、出場資格の境界線となったため、35位までを決めるプレーオフに突入。1ホール目の10番で富村真治、アンジェロ・キュー(フィリピン)、大川詩穏、石渡和輝の4人がバーディを奪って勝ち抜け。残り7人で行われた2ホール目の18番パー5で、小西貴紀、太田直己、ホン・スンサン(韓国)の3人がバーディを奪えず脱落したが、3ホール目で日没サスペンデッドに。邊辰哉、細川和彦、近藤啓介、パク・ベジョンの4人で翌11日8時から再開する。