2014年国内男子賞金ランキング
2014年 カシオワールドオープンゴルフトーナメント
期間:11/27〜11/30 場所:Kochi黒潮カントリークラブ(高知)
矢野東、横尾要が来季の出場資格失う 平本穏ら逆転獲得!
「カシオワールドオープンゴルフトーナメント」を終え、賞金シードに基づく国内男子ツアー2015年シーズンの出場権が確定した。矢野東、横尾要らベテランが喪失する一方、ツアー未勝利の平本穏らが逆転で出場権を得た。
賞金シードは来季の出場権から制度が変わり、賞金ランキング60位以内に与えられる第1シードと、61位~75位に付与される第2シードが設けられた(*)。第1シードはフル参戦が可能。第2シードは、シーズン後半に成績に応じて出場優先順位を見直す「フォールシャッフル」までの出場が認められる。
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賞金シードを維持できなかったのは15人。うち、川村昌弘、平塚哲二ら5人は保有する他の資格で来季もレギュラーツアーに出場できるが、矢野東、井上信、野仲茂、横尾要ら10人が出場資格を失った。
「カシオワールドオープン」で上位に入ってシード確保を狙った矢野は、最終日に6バーディ、5ボギー、1トリプルボギーの「74」。出入りの激しいゴルフでスコアを落とし、通算2アンダーの56位に終わった。「スタート前はなんとかなるかと思ったけど、ちょっと限界でした。今日は-5を目標にして我慢していたけど、連続ボギーが先にきてガッカリだった」。
一方、通算11アンダー3位タイに食い込み、逆転で賞金シードを獲得したのは平本。最終日の後半まで優勝争いに加わり「片山晋呉さんが抜け出したので、優勝は諦めました。12番でボギーを打ってからはパーでいいんだって思ったら、急にパーを取るのが難しくなって。最後(18番パー5)も3オンしましたが12m残ってしまい、最後の試練だと思ってなんとかパーを取れました」。
ホールアウト後にクラブハウスに戻り、地元広島の先輩・竹谷佳孝が出迎えると、大粒の涙を流して一発逆転のシード権獲得を報告した。
78位でぎりぎりシード権を保持した深堀圭一郎は「良かったです。他力本願でしたけど、最低限のラインはクリアできた」と胸をなで下ろした。(高知県芸西村/本橋英治)
※出場義務試合数が不足する松山英樹(22位)、ジェイソン・クヌートン(74位)、ジョーダン・スピース(77位)は賞金シードから除外されるため、第1シードは61位まで、第2シードは62位~78位に付与される。
<賞金シードから陥落した選手>※印はその他の資格保有者
賞金ランク/選手名/獲得賞金/その他の資格
79位/白佳和/10,937,058円
80位/川村昌弘※/10,488,900円/2013年パナソニックOP優勝
81位/平塚哲二※/10,475,770円/生涯獲得25位以内(特別支障制度申請中)
85位/矢野東/9,604,860円
86位/キム・ドフン/9,073,985円
88位/久保谷健一※/7,444,657円/2012年日本OP優勝
89位/河野祐輝/7,196,215円
91位/井上信/7,002,607円
92位/上平栄道/6,704,760円
94位/J.チョイ/6,565,705円
99位/野仲茂/5,440,485円
103位/S.J.パク※/4,815,279円/2013年KBCオーガスタ優勝
107位/小林正則※/4,127,550円/2013年日本OP優勝
108位/金聖潤/4,051,654円
118位/横尾要/2,732,050円