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カタールマスターズ20年の歩み

■1998-2003: 黎明期

「カタールマスターズ」の初代王者に輝いたのは、当時28歳だったスコットランドのアンドリュー・コルタート。通算18アンダーの「270」でラウンドしたコルタートは、アンドリュー・シャーボーンとパトリック・スヨランドに2打差をつけて優勝した。最終日を「67」でラウンドして優勝を決めたコルタートは、テレビ解説者として今週の第20回「カタールマスターズ」に参加する。

続く第2回大会を制したのは、同じくスコットランドのポール・ローリーだ。大会史に残るオールラウンドの見事なパフォーマンスを見せたローリーは、通算20アンダーとして後続に7打差をつけて圧勝した。同年、ローリーは「全英オープン」で劇的な勝利を挙げることになる。

翌年は、風が吹くとこのレイアウトがいかに手強いかが初めて明らかとなった年であり、“シャマルの風”が吹き荒れ、ラフが特に選手たちを苦しめた2000年大会を制したのはロフル・ムンツだった。その次の年の大会を制したのは、これまた今週の大会で解説を務めることになるトニー・ジョンストンで、彼はロバート・カールソンとの緊迫したバトルを制し、自身最後となったヨーロピアンツアー6勝目を挙げた。

2002年大会を制したのは、目覚ましいドーハのデビューを果たした、後年メジャー王者となるアダム・スコットだった。新顔の豪州人選手は全4ラウンドで60台をたたき出し、通算19アンダーとして後続に6打差をつけて優勝した。

■2003-2007: ステンソンとエルスがマザー・オブ・パールトロフィーを手に

その後の5年間はスウェーデン人選手と南アフリカ人選手が、それぞれ2勝と3勝を挙げ、中東のこの地域のタイトルを独占することになる。今週のフィールドにいる大会王者7人のうちの1人であるダレン・フィチャートは、大会史上初となったプレーオフで同胞のジェームス・キングストンを退け、2003年大会を制しヨーロピアンツアー2勝目を挙げた。

その翌年はスウェーデン人選手が戴冠した。最終グリーンで4.5メートルのパットをねじ込んだヨアキム・ヘーグマンが1打差で2004年大会を制したのである。続く2005年は、こちらも今週大会王者として参戦する南アフリカのレジェンド、アーニー・エルスヘンリック・ステンソンとの激闘を制し、大会制覇を果たした。ステンソンは翌年にその雪辱を果たす形で、“シャマルの風”と並みいる強豪に打ち勝ち、通算15アンダーでラウンドして3打差の勝利を飾った。

2007年大会は劇的な幕切れで大会史に残る展開となった。残り2ホールで2打を追う状況だった南アフリカのメジャー王者であるレティーフ・グーセンが17番をバーディとすると、18番ではイーグルを奪い、センセーショナルな1打差の勝利を遂げたのである。

■2008-2012: スコットとローリーが大会2勝目を達成

2008年大会は、最終日にコースレコードとなる11アンダーの「61」をマークしたアダム・スコットが、またしても2位となったステンソンを退け、「カタールマスターズ」のトロフィーに再びその名を刻んだ。

2009年は陽気でカリスマ的なアルバロ・キロスがトロフィーを掲げた。優勝を祝うべく、スペイン人選手は18番のグリーンで池へのダイブを敢行し、ギャラリーにとって忘れられない瞬間を演出した。

その翌年、タイトル防衛に臨んだキロスは辛くもロバート・カールソンに敗れ、禅譲を余儀なくされた。なお、カールソンは今年、16度目の大会出場を果たすことになる。

2011年の「コマーシャルバンクカタールマスターズ」は、不惑を目前に控えたデンマークのトーマス・ビヨーンが週末に見事なパフォーマンスを披露して制し、ヨーロピアンツアー11勝目を飾った。その翌年はポール・ローリーが大会2勝目を挙げ、ドーハGCでの13年振りの優勝を果たした。

■2013-2016: グレースの栄冠

2013年大会では、クリス・ウッドが18番で大会史に残るショットを放ち、彼のヒーローであるセルヒオ・ガルシアジョージ・クッツェーを退けてヨーロピアンツアー初制覇を遂げた。大会後、ウッドは「あの時は手の感覚が麻痺していた。一度きりのチャンスで、あそこしかないのは自分でも分かっていたからね」と述べた。

続く2014年大会は、欧州で最も有名なゴルファーであるセルヒオ・ガルシアが、ミッコ・イロネンとの3ホールにわたるプレーオフを制し、マザー・オブ・パールトロフィーを掲げた。カタールの砂漠でそれまで7度の出場で6回トップ10入りを果たしていたガルシアにとって、それは獲るべくして獲ったタイトルであった。

その後の2年間は南アフリカのブランデン・グレースがドーハを席巻した。1打差で2015年大会を制し、16人目の大会王者となったグレースは、その翌年、最終ホールで圧巻のショットを放って大会史上初となる連覇を達成したのである。

最終組でプレーしたグレースは、18番で残り270ヤードからすばらしいアイアンショットでグリーンをとらえ、最終日を3アンダーの「69」でラウンドして勝利を飾った。
グレースは大会史上初のタイトル防衛を果たしたことで、ローリー(1999年と2012年)とかつての世界ナンバーワンであるスコット(2002年と2012年)に並び、3人目の複数回王者となった。

そして今、20回目の大会王者の誕生を迎えるべく、戦いの舞台は整った。

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