アジアは全敗 谷原秀人&小田孔明ペアも貢献できず
2014年 ユーラシアカップ
期間:03/27〜03/29 場所:グレンマリエG&CC(マレーシア)
第1回大会の初戦はキャプテン対決に
「ユーラシアカップ」初日のフォアボールは、その初戦でミゲル・アンヘル・ヒメネスとトンチャイ・ジェイディーの両主将が対戦する運びとなった。
スペインの同胞パブロ・ララサバルとペアを組むヒメネスは、木曜のグレンマリーGCでのオープニングマッチでジェイディーとキラデク・アフィバーンラトのタイ人コンビと対戦することになった。
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若手とベテランの融合という組み合わせにこだわったヨーロッパは、続く第2戦ではトーマス・ビヨーンとトービヨーン・オルセンというデンマークのペアを送り出し、対するアジアは小田孔明と谷原秀人の日本人コンビでこれを迎え撃つ。
目下絶好調のフランス人選手ビクトル・デュビッソンはオランダのジュースト・ルイテンとペアを組み、第3戦でバングラディシュのシディクール・ラーマンとタイのプラヤド・マークセンのペアと対戦する。
第4戦ではガガンジート・ブラーとアニルバン・ラヒリのインド人ペアと、「オメガドバイデザートクラシック」の勝者スティーブン・ギャラハーとスペインのゴンサロ・フェルナンデスカスターニョのペアが対戦し、最終戦ではアンカーの役割を好むグレーム・マクドウェルが登場する。
2010年の「ライダーカップ」ではシングルマッチの対戦で最終競技者として勝利を掴んだ北アイルランド出身のマクドウェルは、ウェールズのジェイミー・ドナルドソンとペアを組み、韓国のキム・ヒョンソンと地元マレーシアのニコラス・ファンのペアと対戦する。
力強いスタートが切れると確信しているジェイディー主将は、「今、ヨーロッパが強いのは分かっていますが、私のチームは明日戦う準備が整っています」と語った。
「とても良いチームになりました。世界のトッププレーヤーがいて、彼らは色々な国で優勝を遂げており、そうでなくても良い選手の集まりなのですから」。
「明日は全力を尽くしますよ。何といっても私のチームですから。私自身、チームのためにハードワークを厭わないつもりですし、同時にリラックスもし、明日は何ポイントか獲れるようにするつもりです」。
「明日は接戦になるでしょう。ポイントの皮算用はできません。両チームともにチャンスがあると思います」。
「チームには今、自信がみなぎっており、チームとしてのまとまりも見せています。私は幾度となくこういう方式の大会を経験してきましたから、チームの皆にはその経験を語る立場にあります。とにかく一丸とならなければなりません。チームの皆はすべきことをしっかりと理解してくれています」。
「私もチームもトロフィー獲得を目指して戦います。チームの皆とともにハードワークをしますよ。ただ、どちらかといえばリラックスしながらプレーし、よい時間を過ごしながらタフな試合を楽しみたいと思います。そして最後はトロフィーを分かち合いたいですね。良いプレーができればトロフィーを勝ち取ることができますよ」。
「明日の試合では勝機は十分にあると思います。接戦になるはずです」。
一方、ヨーロッパの主将ヒメネスは、普段の個人で出場する大会に比べチーム戦は、更にプレッシャーが大きいものとなると認識している。
そしてジェイディー同様、50歳のヒメネスも3日間にわたる戦いは接戦になると予想している。
「この大会は我々が普段慣れ親しんでいるものとは違うのだ」とヒメネス。「通常はストロークプレーで、自分のためにだけ戦う。しかし、この『ユーラシアカップ』のようなチーム戦になると、パートナーのため、自分のため、そしてチームのために戦わなくてはならず、また大陸を代表して戦うことになる」。
「厳しい試合になるだろう。パブロと私は好調だし、向こうのプレーぶりも分かっている。向こうにはキラデク・アフィバーンラトがいるから、良い戦いをするだろう。とてもタフな戦いになる。予断を許さない状況だ」。
「他のグループも見ておきたいと思ったので、私自身を初戦に持ってきた。勿論トンチャイも同じ考えと見えて、明日はお互い真っ向勝負ということになった。まあ、様子を見てみようじゃないか、明日になったら腕前が全てを語るはずさ」。