前週の対抗戦メンバーたちが火花
2013年 ポルトガルマスターズ
期間:10/10〜10/13 場所:オセアニコ ビクトリアGC
充実のモリナリ、気分良くポルトガルマスターズへ
先週日曜日の「セベトロフィ」で13年ぶりの素晴らしい勝利を手にした、大陸ヨーロッパ選抜。メンバーの一人として勝利に貢献したフランチェスコ・モリナリ(イタリア)は、今週のポルトガルマスターズへ向けて出発した。
最終日のシングルマッチでは、最終組でクリス・ウッドと対戦し、勝利したイタリア人選手のモリナリ。パリ、サン・ノム・ラ・ブレテーシュで大陸ヨーロッパ選抜が15対13で英国&アイルランド選抜を下した。彼らの勝利は2000年の第一回大会以来のことだ。
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ストロークプレーで注目を集める31歳のモリナリは、ビラモウラにあるオセアニコ・ビクトリアGCで、過去2009年、2010年大会で2度の準優勝の実績がある。今年こそはもう一つ上を目指したいところだ。
2010年大会では2日目と最終日を「62」でラウンドしたが、この10アンダーも初日と3日目に「74」とスコアを崩したことで優勝を手にすることはできなかった。最終的に通算18アンダーで回ったリチャード・グリーン(オーストラリア)に2打及ばず、2位で終わった。
モリナリは、先週の大会で大陸ヨーロッパ選抜として戦った仲間のほとんどとポルトガルで再会することとなるが、グレゴリー・ボーディ(フランス)、ミッコ・イロネン(フィンランド)、トービヨンオルセン(デンマーク)、そして先週キャプテンを務めたホセ・マリア・オラサバル(スペイン)の3選手は休養のため参加を見合わせた。同様に、ライダーカップのスター選手、マーティン・カイマー(ドイツ)も不参加となる。
昨年の大会で、最終日に「66」を記録して優勝を収めたシェーン・ローリー(アイルランド)、その他にも過去のチャンピオンとして、イングランドのトム・ルイス、スティーブ・ウェブスター、アルバロ・キロス(スペイン)そしてグリーンらが顔を揃える。
昨シーズン「サー・ヘンリー・コットン・ルーキー賞」を受賞したリカルド・サントス(ポルトガル)は、地元開催のリーダー役を務めるだろう。今週も素晴らしいパフォーマンスを見せ、レース・トゥ・ドバイランキングの上位60選手のみが出場する大会、DP世界ワールドツアー選手権に向けて、更に有利な状況でシーズンを終えたいところだ。
「ドバイへの参加を確定できるように頑張りますよ」と、現在55位のサントス。「今週ポルトガルで良いプレーができれば、間違いなく参加資格を得ることができるはずですから」
「ポルトガルマスターズは、私にとっては常に特別な大会です。地元で開催されるだけでなく、私のホームクラブですからね。誰よりもこのコースを熟知していますし、多くの観衆が私に声援を送ってくれます。もちろん家族や友人たちも来てくれるからね」
「私の住まいはここから2分のところですし、妻はこのゴルフコースのマーケティングマネージャーをしています。今週は、私だけでなく全てのポルトガル選手が非常にワクワクしています」
2ミリオンユーロが懸った今大会は、ファイナルシリーズに入る直前、最終戦から数えて2番目の大会となる。レース・トゥ・ドバイランキング110位付近の選手にとっては、2014年シーズンの出場資格がかかっているため、非常に重要な大会となる。
111位のポール・ローリー(イングランド)、112位のクリス・ドーク(スコットランド)、そして113位のローレンゾ・ガクリ(イタリア)らは、来季のためにも今大会は好スコアを出さなければならないのだ。
全長7,209ヤード、パー「71」のオセアニコ・ビクトリアGCは、2007年の初開催以来、毎年この大会をホストしている。