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日本勢は厳しい結果に終わるシーズンに/2008年チャンピオンズツアーレビュー

50歳以上の選手が参戦できるチャンピオンズツアー。2008年度はメジャー戦5試合を含む29試合(総合賞金総額5500万ドル強)が開催された。日本からは前年に続き青木功尾崎直道倉本昌弘がフル参戦した。青木功は12試合に参戦して賞金ランク106位。尾崎直道とチームを組んでプレーした「リバティーミューチュアル レジェンズ オブ ゴルフ」での23位がベストフィニッシュ。青木は2009年シーズンも生涯獲得賞金上位の枠でチャンピオンズツアーに参戦することができる。

2007年度に賞金ランク19位だった尾崎直道はツアー初優勝の期待がかかる中、25試合に参戦して賞金ランクは31位で終了。賞金ランク30人までの選手がプレーできる最終戦に進むことはできなかった。前年度はプレーオフの末に敗れた2位と、3位1回を含むトップ10が10回だったが、2008年度は10位以内が2試合のみという内容だった。倉本昌弘は18試合に参戦し賞金ランク72位。11月末の予選会では26位で終了し、フル参戦が可能な5位、準メンバーとなる6位から12位までの順位に入ることができなかったため、来季の出場はかなり厳しくなると予想されている。

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チャンピオンズツアーは賞金王レースとチャールス・シュワブ(CS)カップという年間ポイントレースという2つのタイトルを目標に年間を戦うことになるが、賞金王レースを制したのはベルンハルト・ランガー(ドイツ)。CSカップのタイトルはジェイ・ハースが獲得している。2007年秋に50歳になったランガーは、メジャー優勝こそできなかったもののシーズン4勝、2位2回を含むトップ10が20試合中14試合と、安定した成績を残して獲得賞金200万ドルを突破して賞金王に輝いた。ジェイ・ハースは「全米シニアプロ選手権」で優勝。賞金王のランガーやフレッド・ファンクを僅差で振り切り、2006年に続いて2度目のCSカップの栄冠を手中に収めている。

レギュラーツアーでメジャー優勝など輝かしい戦歴を残しているベン・クレンショーマーク・オメーラカーティス・ストレンジ、そしてニック・プライスなどがまだチャンピオンズツアーで優勝がないのが不思議だが、ジョン・クックジェフ・スルーマン、そしてフレッド・ファンクらは50歳になっても調子は衰えることなく活躍を見せている。

2009年シーズンはメジャー優勝経験のあるスティーブ・ジョーンズ(1996全米オープン)やトム・レーマン(1996全英オープン)、ボブ・ツエー(1996全米プロ)が50歳となりチャンピオンズツアーに参戦する。秋になるとフレッド・カプルスコーリー・ペイビンなども50歳になるが、それぞれ「プレジデンツカップ」や「ライダーカップ」のキャプテンとしての役割があるため、本格的な参戦は2010年以降になってしまうだろう。

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