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今シーズン2勝目に向け、中嶋常幸がB.ジョーンズに迫る!

国内男子ツアー「三井住友VISA太平洋マスターズ」の2日目。初日7アンダーをマークし単独首位に立ったオーストラリアのブレンダン・ジョーンズが、ボギーを3つ叩きながらも、3ストローク伸ばして首位をキープしている。

1番ホールからスタートしたジョーンズは、3、4、6番と順調にバーディを奪った。9番でボギーを叩いたが、後半も3バーディを奪い12アンダーと独走態勢に入った。しかし、ここ太平洋クラブ御殿場コースの名物ホールでもある、打ち下ろしのパー3でボギーを叩いてしまった。

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そして最終18番、前々週の初優勝時もほとんどのティショットで5番ウッドを使用していたジョーンズだが、ここで取り出したのはドライバー。飛ばし屋ジョーンズの本領発揮かと思われたティショットは、左に曲がり、隣の14番ホールまで飛んでしまった。このホールでもボギーを叩き、10アンダーでフィニッシュとなった。

「今日は良くもなく悪くもない1日で、平均的なラウンドでした。個人的にはもう少し風が強くても良いね。今日みたいに晴天で風がないと、全員がスコアを伸ばすでしょ。地元のオーストラリアは風の多い国だし、フィリップモリスも風が強かったよ」

ジョーンズの言うようにスコアを伸ばす選手が続出。単独2位に浮上したのは、ベテランの中嶋常幸だった。ジョーンズの1組前で、ラウンドした中嶋は3アンダー4位からスタート。前半を2バーディで折り返し、後半も4バーディ、ノーボギー。6ストローク伸ばしてジョーンズに1打差まで迫った。

「18番で取れなかったのは残念だけど、全体的にはいいゴルフができた。自分の不注意だけど、風邪を引いてしまって、背中が痛いので痛み止めを使用している。まあ、逆にそういうコンディションだから、気負わないように自分のできることをやっていく」

さらに1打差の8アンダーには、手嶋多一金鍾徳宮里聖志の3人が並んでいる。この日のベストスコア65をマークした宮里は、1アンダー13位グループから急浮上した。

そして、初日単独2位の好スタートをきった田中秀道は、周囲が伸ばしたのに対しスコアを2つしか伸ばせず6位に後退してしまった。5番ホールでボギーが先行したが、6番ですぐに取り返し、8番ボギーの後もすぐにバーディ。崩れそうになってもすぐに立て直すところは、さすがに米国でもまれてきた証か。

「一言で言えば我慢DAY。難しいグリーンなんだから、今日は入らない日だ。と次のミスをしないように考えて見ました。今日のことを生かして頑張ります。内容的には今日のができていればいい。後は結果。来年への今週、今週は締めでもあります」

田中の前向きな姿勢は、明日以降の再浮上を予感させる余裕を感じる。そして、田中と同じ6位には、アーロン・バデリーが並び、6アンダー8位にはジャンボ尾崎とジャスティン・ローズが並んでいる。3連覇を狙う伊沢利光は、16番でトリプルボギーを叩き4アンダー12位と少し出遅れてしまった。

3オーバー58位タイまでの63名が、明日からの決勝ラウンドに進出することになった。

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2002年 三井住友VISA太平洋マスターズ



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