2026年 ドラッグストア・コスモスカップ

5打差独走でも「ミスばっかり。練習したい」 岩田寛らしくレジェンドに並ぶ2勝目へ

2026年 ドラッグストア・コスモスカップ 3日目 岩田寛
岩田寛は5打差独走も葛藤の連続(C)JGTOimages

◇国内男子◇ドラッグストア・コスモスカップ 3日目(3日)◇グランフィールズCC(静岡)◇7156yd(パー70)◇晴れ(観衆2442人)

予選を通過した63人の平均スコアが「71.190」とオーバーパーを記録した3日目にあって、岩田寛のベストスコア「64」は燦然と輝く。最終組で一緒に回った勝亦悠斗も簡単にボギーを打たない先輩のプレーを「うますぎて、寛さんだけ違うゴルフ場を回ってる感じだった」と表現。伝え聞いた本人の反応は、なんだかいつも以上にそっけない。「ミスばっかりでラッキーが多かったから…。全然うれしくないです」。照れ隠し…というわけではなさそうだ。

529ydと長いパー4で、ティショットが難しい1番から大きく右へ。ガードバンカーに入った2打目も含めて思った以上に右に飛ぶショットが続いたピンチから、絶妙の寄せであっさりとパーを拾った。「バンカーは良かったです」。傾斜を使うイメージづくりとスピンコントロールが名手たるゆえん。単独首位スタートの勝亦がダブルボギーをたたいたことで、早々にトップに立った。

難関10番で6mほどを流し込んでも、「あれはただのラッキー。メチャクチャ強かった」と首を振る。3連続バーディとなった12番も2打目のアングルが良くない右ラフに入れたティショットに不満がのぞく。「思ったより飛んでないのと、右に行ったのと…」。フェアウェイを捉えてバーディにつなげた14番(パー5)の1打目にも「ホントのテンプラです」と、内心テンションを下げていた。

面白いようにミドルパットを沈め、ライバルたちを突き放していく裏で起きていた葛藤の連続。「打って『こうじゃない』、次にやって『これでもない』みたいな。なんか、気持ちよく振れないですね…」。ヒントを見つけられぬまま18番もバーディで締めくくり、6月「日本ゴルフツアー選手権」に続く今季2勝目へ、5打のリードを築いて最終日を迎える。

45歳を超えてからのシーズン複数回優勝となれば、ツアー史上7人目。尾崎将司、青木功、中嶋常幸、尾崎直道、杉原輝雄、藤田寛之とそうそうたる面々に並ぶタイトルが懸かる。「恐れ多いですよ。レジェンドすぎます。無理です」と苦笑いでネガティブトークを重ねた頭の中は、ショットを立て直すことでいっぱい。「早く練習したい」という言葉通り、ドライビングレンジに直行した。どこまでも岩田らしく、快挙に挑む。(静岡県三島市/亀山泰宏)

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