30回目のフェニックス予選通過を果たした中嶋常幸
中嶋常幸、30年ぶりにグリップを戻して2位発進
国内男子ツアー「ANAオープンゴルフトーナメント」初日。53歳のベテラン、中嶋常幸が6アンダーで2位タイの好スタートを切った。
会見での口調も滑らかだ。自ら「今週は2つニュースがあって、」と切り出した中嶋。1つは、今週からウエッジとパターをのぞく全てのクラブを替えたこと。特にドライバーは昨夜コースに届き、「今朝、練習場で5、6発くらい打っただけ」というから驚きだ。
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もう1つが、前日のプロアマ日の残り2ホールから「30年ぶりにグリップをインターロッキング(右手小指を左手中指と人差し指に挟む)に戻した」こと。本人曰く「技術的な目標がタイガーなんだから、(タイガーと同じ)インターロックグリップを避けては通れないでしょう」とのこと。後から「クラブを新しくしたしね」と付け加えたが、どれが本意なのか、軽妙な語り口からは読み取れなかった。
今大会は過去4勝と相性は抜群。「打ちやすいし、攻め方が見えてくるんだよね」と中嶋。「あとは肉体との戦いかな」と苦笑しながらも、「スタート前に40分、ホールアウト後に1時間かけてトレーニングとマッサージをやっているから大丈夫。最後まで持ちますよ」と、対策は万全の様子。2006年に「三井住友VISA太平洋マスターズ」を制し、“中年の星”と大きな話題を呼んだ再現に挑む。
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