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2004年 マスターズ
期間:04/08〜04/11 場所:オーガスタナショナルGC(米国ジョージア州)

ついに来たかミケルソン!!ディマルコも一歩も引かず最終日へ

イングランドの23歳ジャスティン・ローズが6アンダーの単独首位で迎えた「マスターズ」3日目。マスターズ史上初日単独首位で逃げ切っての完全優勝は出ておらず、どこまでローズがスコアを伸ばすか注目された。しかしスタートから3連続ボギーとつまづくと、その後もペースを取り戻すことができず9ボギー「81」を叩き優勝争いから遠ざかってしまった。

代わって首位争いに浮上したのがアーニー・エルス(南アフリカ)とフィル・ミケルソンクリス・ディマルコの3人だった。メジャー3勝を誇るエルスは、前半2つスコアを伸ばし首位に並んだが、11番ホールでティショットを左の林奥に打ち込んでしまった。ボールは木屑に埋もれていたが救済処置を受けられ、なんとかボギーで抑えた。エルスにとしては後半にスコアを伸ばしたかったが、この日1ストロークしか伸ばせず3アンダー4位。

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一方ディマルコとミケルソンは、ボギーを叩かぬ安定したゴルフを展開。前半に伸ばしたスコアを後半はことごとくパーセーブし、6アンダー首位タイでフィニッシュ。ディマルコはマスターズ初参加で10位、翌年は12位とオーガスタとの相性は良い。一方のミケルソンは昨年まで3年連続3位に甘んじている。共にメジャー初タイトルを狙い首位で最終日を迎えることになった。

首位の2人を2打差で追うのはイングランドのポール・ケーシーだ。5バーディ1ボギーという内容でジワジワ浮上してきた。欧州ツアーでは3勝を挙げているケーシーだが、マスターズには今年が初挑戦となる。これまで初出場での最高順位は2001年に伊沢利光が記録した4位。ケーシーが伊沢の記録を塗り替えるかにも注目される。

また、メジャー優勝経験者が続々と上位に入ってきた。マスターズ2勝、今年のライダーカップ欧州チームのキャプテンを務めるベルンハルト・ランガー(ドイツ)が、エルスと同じ4位、1992年にマスターズを制したフレッド・カプルスニック・プライス(ジンバブエ)とデービス・ラブIIIと並び9位。その他の歴代優勝者ではビジェイ・シンが15位、マーク・オメーラが16位と続いている。明日、最終日はメジャー初制覇を狙う上位勢が伸ばすのか、それとも経験豊富なベテラン勢が追い上げるか楽しみだ。

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