2003年欧州ツアー第35戦『ダンヒルリンクス選手権』が9月25日（木）から9月28日（日）までの4日間、スコットランドのセントアンドリュースオールドコースをはじめカーヌスティとキングスバーンズの3コースで開催される。2001年に始まった新しい大会だが、開催コースがセントアンドリュースということもあり、毎年多くのトッププロが出場する。

第1回大会は、南アフリカのアーニー・エルスとのデッドヒートを1打差でかわし、地元スコットランド出身のポール・ローリーが優勝。ローリーは1999年の「全英オープン」以来のツアー優勝で、またしても大舞台でその力を発揮した。

＜＜　下に続く　＞＞

昨年の第2回大会は、19アンダーでフィニッシュしたアイルランドのパドレイグ・ハリントンが、アルゼンチンのエドワルド・エレラをプレーオフで下している。地元スコットランド勢では、ベテランのサンディー・ライルとコリン・モンゴメリーが3位に入った。モンゴメリーは最終日に9ストローク伸ばすチャージをかけ、ギャラリーを大いに沸かせた。この時、同じく3位に終わったフィジーのビジェイ・シンが今年も出場する。

シンは現在米ツアーの賞金ランキング首位。タイガー・ウッズや、デービス・ラブIIIを抑えて堂々とトップに立っている。今週は米ツアーを離れ、シンが育った欧州ツアーに殴りこみをかける。

また、2週間休養を取ったアーニー・エルスも出場。昨年は最終日に棄権してしまった。現在欧州ツアーの賞金ランキングで首位に立っているエルスが、今シーズン4勝目を狙う。

さらに、アダム・スコット、ジャスティン・ローズといった若手注目選手も出場。ベテランのニック・ファルド、ダレン・クラークなどセントアンドリュースを知り尽くした選手たちを相手にどんなゴルフをしてくるか注目だ。

【主な出場予定選手】
E.エルス、V.シン、A.スコット、J.ローズ、N.ファルド、D.クラーク