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大型ルーキーの参戦に注目!/2010年チャンピオンズツアープレビュー

50歳以上のプロゴルファーを対象とした「チャンピオンズツアー」の2010年シーズンは、新設大会が2試合加わり合計26試合が予定されている。スケジュールが発表になった2009年12月9日時点では、年間総額5150万ドル(約47億3800万円)、1試合平均198万ドル(約1億8200万円)という賞金が用意されていることになる。特に、9月に韓国で初開催となる「New Songdo City Championship」は300万ドルの高額賞金大会。

2010年シーズンは例年にも増して「ルーキー」に注目が集まる年になるだろう。主役は、前年の10月3日に50歳になったフレッド・カプルスと、2010年1月6日に50歳になるポール・エイジンガーの2人。カプルスは持病の腰痛のこともありプレーする試合数は少なめになるだろうが、フル参戦予定のエイジンガーは既に賞金王候補に名前が挙がるほど期待度が高い。また、前年の11月16日に50歳になっているコーリー・ペイビンは10月に行われる欧米対抗戦「ライダーカップ」のキャプテンを務めるということで出場する試合は限られてくるはず。他にも、シーズン途中から参戦となるのはマーク・カルカベッキア(6月12日で50歳)やケニー・ペリー(8月10日で50歳)。レギュラーツアーにも出場権があるが、チャンピオンズツアーのメジャー大会では参戦してくると予想されるのでシーズン後半戦も楽しみだ。

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1月から11月まで、シーズンを通しての見どころは多い。2009年シーズンの賞金ランキング上位5名のベルンハルト・ランガー(ドイツ)、ローレン・ロバーツジョン・クックジェイ・ハースフレッド・ファンクは前年度に引き続き安定した成績でリーダーボード上位に名前を載せる事になるだろう。ゴルフ界の7不思議とされるチャンピオンズツアー未勝利のマーク・オメーラ(現在52試合参戦で2位が8回)がいつトロフィを掲げることになるのか? またチャンピオンズツアー参戦39試合目でやっと初優勝を挙げることができたニック・プライスの初メジャー優勝はどのイベントになるのか?(チャンピオンズツアーのメジャー大会は5試合)

チャンピオンズツアーには以下の4つの賞がある。
アーノルド・パーマー賞(賞金王)
②チャールス・シュワブカップ賞(年間を通してのポイントレース)
③バイロン・ネルソン賞(平均ストローク)
④ジャック・ニクラウス賞(選手が選ぶ最優秀選手【プレーヤーズ・オブ・ザ・イヤー】)
2002年のへール・アーウィン、2003年のトム・ワトソン以来この4つの賞をすべて独り占めにした四冠王は出ていない。2009年度は3冠王だったランガーが、まだ一度も獲ったことのない「チャールス・シュワブカップ」を獲得することができる年になるのだろうか?

日本勢は2人の選手が出場資格を持っている。1992年から参戦している青木功は「生涯獲得賞金30位以内」という枠で19年目のシーズンを迎える(2009年シーズン終了時で935万8475ドルは18位)。また、尾崎直道は2009年度は18試合に参戦し、トップ10が1試合のみ。賞金ランク43位と不本意な1年になっていたが、秋に行われた予選会では2位タイという成績を残し2010年度の出場権を獲得している。ツアー5年目となる「Joe Ozaki」の活躍に期待したい。

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