「全米オープン」(3日目)/レティーフ・グーセンにインタビュー
2004年 全米オープン
期間:06/17〜06/20 場所:シネコックヒルズGC(ニューヨーク州)
丸山踏ん張れ!ビッグネームが上位を独占
ニューヨーク州のロングアイランドにあるシネコックヒルズゴルフクラブで開催されている、第104回「全米オープン」の3日目。硬いフェアウェイと高速グリーン、ピンポイントで攻めていかなければならない状況に加え、予選ラウンドとは異なった風。上位選手もスコアを伸ばせず「全米オープン」特有の我慢比べが始まった。
6アンダーの首位でスタートした丸山茂樹とフィル・ミケルソンは、ボギーが先行し後続に吸収された。序盤スコアを伸ばしたのは4アンダー単独3位からスタートしたジェフ・マガート。2番、5番ホールでバーディを奪い6アンダーで抜け出したが、6番でボギーを叩くと、その後はボギーが止まらず1アンダーまで後退してしまった。
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次に首位に浮上したのは、やはりベテランのフレッド・ファンク。2度の連続バーディで5アンダーまで伸ばしたが、ファンクも後半3つのボギーで2アンダー4位に後退。
3日目をトップで終えたのは、2001年全米オープンチャンピオンのレティーフ・グーセン(南アフリカ)だった。4アンダー4位からスタートしたグーセンは、13、14番で連続ボギーを叩いたが、続く15、16番でバーディを奪い返し5アンダーでフィニッシュ。この日アンダーパーでラウンドしたのは、ティム・クラーク(南アフリカ)とチャールズ・ハウエルIII、グーセンの3人だけだった。
最終組のミケルソンは、7番パー3でダブルボギーを叩くなど前半は2オーバー。後半は14番でバーディを奪い5アンダーで踏ん張っていたが、17、18番の上がり2ホールでボギーを叩き、首位グーセンに2打差の2位に後退。そして、丸山は前半1オーバー、後半も1オーバーペースで耐えていた。しかし最終18番で痛恨のダブルボギーを叩き2アンダーの4位に後退。
世界ランキング2位のアーニー・エルス(南アフリカ)が、3アンダーをキープし、ミケルソンと並び2位に浮上してきた。上位3人はメジャータイトルをもつトッププレーヤーで占められている。首位と3打差の4位に後退した丸山が、最終日に盛り返し優勝争いに絡むか注目される。