今田竜二 PGAツアー復活への道のり
2014年 ソニーオープンinハワイ
期間:01/09〜01/12 場所:ワイアラエCC(ハワイ州)
ソニーオープン初日 ベ・サンムンが首位に立つ
By PGATOUR.COM wire reports
「ソニーオープンinハワイ」初日を終え、韓国のベ・サンムンが首位に、そしてクリス・カークが2位に立った。
現地9日(木)、同組でプレーした両者がトップ2に名を連ねた。ベは「63」で7アンダー、カークは最終ホールでのイーグルを含め、後半9ホールを「29」として「64」でホールアウト。
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2014年のフルフィールド初戦、両選手は早めのスタートとなり、素晴らしいコンディションの中で有利にプレーを進めた。
彼らの“ベターボールスコア”(ホールごとで2人の良い方のスコアを合算)は「56」だった。
カークは、「彼(サンムン)は良いスタートを切ったね。彼が4アンダーだった時、自分は2オーバーだったから、後半に立て直せて良かったよ。パットが入ってくれるとリズムに乗っていけるから」とコメント。
「65」で初日を終えたのはブライアン・スチュアードとライアン・パーマー。腰痛のために昨シーズンの大半を欠場したレティーフ・グーセンは、プロアマ期間中こそ寝違えた首の痛みに苦しんだが、初日のプレーを見る限り痛みは解消された模様。ハリス・イングリッシュ、ジミー・ウォーカー、ジョン・デーリーは「66」を記録した。
先週カパルアで開催された「ヒュンダイトーナメントofチャンピオンズ」に出場していない午前組の中で「66」以上のスコアをマークしたのは、デーリーと日本の谷原秀人のみだった。
2週続けて同じハワイ州でPGAツアーの大会が開催されたが、160km離れた2コースの特色は極めて異なる。
カパルアは山の中腹にあるコースで、グリーンの難易度も高く、高低差が激しい。反対にワイアラエはフラットでありながらも、木々が立ち並び、グリーンが小さいという特徴を持っている。
先週の大会にも出場したベは、「先週もまずまずだったと思うけれど、グリーンが難しかった。読みづらくて、右に曲がるのか左に曲がるのかも分からなかった。結果的に多くのパットをミスしてしまったよ。今回のコースは先週よりも短くて、グリーンも読みやすい。だから良いペースでプレーできた」と語った。
ベはオープニングホールの第2打を7番アイアンで1メートル弱につけると、3番では7.6メートルのバーディパットを沈めることに成功。その後は12番までパーオンを続けると、13番ではウェッジのアプローチからパーセーブに持ち込み、次の14番ではこの日7つ目となるバーディを記録。
前半苦しんだカークは、6番でボールが木に引っかかってしまい、ボギーで乗り切るも、この時点で2オーバー。しかし、8番でバーディを奪うとリズムを立て直し、ベと1打差の2位でフィニッシュした。
昨年の「マスターズ」王者アダム・スコットは、プロサーファーのベンジー・ウェザリーをキャディにつけ初日に挑んだ。スコットはラスト2ホールでバーディを奪い「67」。まずまずのスタートとは言えるが、この日のコンディションを考えれば、更に良いスコアを出せていたと本人も認識しているはず。
昨年夏に肘の手術を受けたデーリーは、今大会で完治をアピールしたいところ。5バーディを奪い、初日を「66」で終えた。
昨年の「バイロンネルソン選手権」で優勝を果たしたベは、厳しい寒さが続く韓国を3週間前に発ち、12月20日からハワイに滞在。ビーチでリラックスしながら、「ヒュンダイトーナメントofチャンピオンズ」に向けて2週間みっちりと調整した。
ワイアラエでは3、4回程度しか練習していないというベだが、以前よりもコースに慣れたと感じているという。
「練習は軽めにして、良い時間を過ごせたよ。ビーチに行ったり、泳いだり、色々と楽しんだ。ここは良いところだね」。
<その他情報>
ショーン・ステファニーはウェイティング1番目となっていたが、出場の保証が無かったためハワイ入りはせず。松山英樹が欠場したことで、ロバート・ストレブに出場権が与えられた。
デーリーは「AT&Tペブルビーチナショナルプロアマ」でキッド・ロックとプレーしたいとコメントした。
今シーズンからキャディを変更したグレッグ・チャルマーズは、現在ディーン・エリオットにキャディを担当させている。チャルマーズがペブルビーチに出場するかは未定。エリオットはスティーブン・エイムズ(エイムズは今週欠場)と数年ペアを組んだ人物で、ペブルビーチでアマチュアのキャディも務めた経験を持っている。アマチュアのキャディの方が稼げる場合もあり、エリオットはベアリングポイント元CEOのハリー・ユーのキャディを1年務めた。ユーはフィル・ミケルソンと同組でプレーし、プロアマの部で優勝を果たした。