初優勝者のトレンド続く!?
今季は「マスターズ」がマイク・ウィア、「全米オープン」がジム・フューリック、そして「全英オープン」がベン・カーチスと、メジャー初優勝者による優勝が続いている。もし「全米プロ選手権」もメジャー初優勝者が勝った場合は、なんと1969年以来のことになる。昨年の「全米プロ選手権」を制したリッチ・ビームから始まり、この「メジャー初優勝者」のトレンドはまだ続くのか。
パドレイグ・ハリントン
「メジャーで優勝するには安定したプレーができなければダメなんだ。自分がすべきことをしっかり認識して、何度でも安定したショットが打てる選手。そんな安定した良いプレーを4日間続けなければならないんだ。一日凄いロースコアがあっても他が崩れてしまってはダメ。4日間ともスーパープレーを持続させることなんて出来ないからね」
ジャスティン・レナード
「ハリントンのいうとおりだよ。ミスを最小限にできる選手が勝つ。タイガーが調子が良いときがまさにそうだよね」
メジャーはコースの飛距離も伸びているが、何よりもショットの正確性をがより重視される大会になってきている。
スティーブン・リーニー
「昔はマスターズに全米、全英とそれぞれ特徴があったけど、みんな全英オープン並の厳しい深いラフなどを取り入れて、ショットの正確性を追求している。一方でいろんな選手に優勝のチャンスが出てきたんだ。そういう意味でそろそろケニー・ペリーの番なんじゃないかな?どのショットも完璧に真っ直ぐだよ」
毎回期待のかかるフィル・ミケルソンとセルジオ・ガルシアについては、ハリントンの説明に少々合わないスタイルのプレーヤーたちかもしれない。爆発力はあるが、ミスも大きい。
アーニー・エルス
「期待のかかるプレーヤーはプレッシャーに押しつぶされてしまうんだ。反対に期待のかかっていない選手は自分のプレーに集中できる。その差だね」
スティーブン・リーニー
「毎回メジャー初優勝者が出るたびに、自分にも可能性があるんじゃないかって、みんな自信がつくんだ」
グレッグ・ノーマン
「全英をベン・カーチスが優勝した時に、これからはもっともっと優秀な若手がどんどんメジャーを勝っていくんだなと思ったよ」