ライダーカップの欧州選抜メンバーが確定するまであと2試合。今週開催の「NECインビテーショナル」と次週の「BMWインターナショナル」の結果で決まる。アメリカ選抜とは違う選定方法で選ばれる10名（世界ランキング上位5名、欧州男子ツアー賞金ランキング上位5名）にキャプテン、ベルンハルト・ランガーが選んだ推薦2名、あわせて12名がハル・サットン率いるアメリカ選抜と9月に国の威信を掛けて熱戦を繰り広げる。

大事な残り2試合の1つである今週の「NECインビテーショナル」だが、この試合への参戦資格は過去2年間で培われてきている世界ランキング上位者に与えられるため、デビッド・ハウエル、イアン・ポールター、そしてジャン・フランソワ・ラムジーらは出場できていない。

＜＜　下に続く　＞＞

ベルンハルト・ランガー
「全選手に『NECインビテーショナル』参戦権を獲得するチャンスはあったんだ。過去2年間で出せていない結果がこういう痛いペナルティになるんだよ」

パドレグ・ハリントン
「出られなかった選手たちにも我々と同じように2年間のチャンスがあったんだ。仕方ないね」

ポール・マギンリー
「選抜メンバー入りのランキング内に入れていない僕にとっては、この試合に出られるのは大きなチャンス。このアドバンテージを活かして自力での選抜メンバー入りを果たしたい」

ランガーは次週の「BMWインビテーショナル」終了直後にキャプテン推薦2名を発表する予定だが、現在はまだまだ考えがまとまっていないという。

ベルンハルト・ランガー
「ハル・サットンのキャプテン推薦は気になるが、実際ジェイ・ハースとスチュアート・シンクに僕のどのチームメンバーが対戦することになるかなんて当日まで分からないわけだから、考慮しないことにした。それにまだ10名が定まっていないので、推薦を誰にするかは決めてない。ただ決まっていることは最も強く、チームに必要な2人を選ぶということだよ」

ランガーはキャプテン推薦について多くを語らないが、大筋の予想では、現在のランキングのまま10名が決まれば、キャプテン推薦はコリン・モンゴメリーとルーク・ドナルドになるとの見方が強い。