今田竜二、フォーティーンと用具契約を締結
丸山大輔が来季のシード権をほぼ手中に!/米国男子各種ランキング
◎USPGAツアー賞金ランキング/米国男子各種ランキング
ストロークプレーではなく、ステーブルフォード方式を採用する「ジ・インターナショナル」は、毎年積極的なプレーを展開し盛り上がる大会であり、今年も熱い戦いが繰り広げられた。勝負の行方は通算34ポイントで並んだツアー未勝利のディーン・ウィルソンとライダーカップキャプテンのトム・レーマンのプレーオフへともつれ込んだ。
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1ホール目は両者パーで分けた後、2ホール目にバーディを取ったウィルソンがレーマンを下し、嬉しいツアー初勝利を飾った。プレーオフに2ポイント(バーディ1個分)足りず32ポイントで競技を終了した丸山大輔は自己ベストとなる3位タイフィニッシュ。この試合だけで31万9000ドル(約3700万円)を獲得した。丸山は今季獲得賞金を84万ドル以上とし、来季のシード権確保を決定させている。
また賞金ランキングも44アップの71位となっている。今田竜二は2日目のカットを通過したが、3日目終了後のカットラインに及ばず最終日のプレーをすることはできなかった。賞金は12672ドルを加算して賞金ランク80位としている。賞金ランキング上位5人に変動はなし。「全米プロゴルフ選手権」の前哨戦となった「ジ・インターナショナル」に参加したランク3位のミケルソンは久しぶりにツアー参戦となったグレッグ・ノーマンと同じ5ポイントで予選落ちとなっていた。
米国男子賞金ランキング
順位/選手名/今季試合数/獲得賞金
1位/タイガー・ウッズ/11試合/$5,127563
2位/ジム・フューリック/18試合/$4,692916
3位/フィル・ミケルソン17試合/$4,123,005
4位/ジェフ・オギルビー(オーストラリア)/17試合/$4,013,369
5位/ビジェイ・シン/(フィジー)/18試合/$3,434570
今季のツアーメンバーとなる日本勢4人のランキングは下記の通り
選手名/先週の試合結果/賞金ランキング/獲得賞金
丸山茂樹/出場せず/65位/918,889ドル
丸山大輔/3位タイ(通算32ポイント、3位タイ)/71位/844,236ドル
今田竜二/52位タイ(通算10ポイント)/80位/770,848ドル
田中秀道/棄権/222位/53,611ドル
◎世界ランキング
日本ツアーでは過去6勝を挙げているウィルソンだが、米国男子ツアーフル参戦4年目にしての嬉しい初勝利となった。この優勝でシーズン開幕戦の「メルセデス選手権」(ハワイ・マウイ島)にも出場できることになっている。ウィルソンは世界ランキング150位から72位までジャンプアップ。滑り込みで今週の「全米プロ選手権」の出場権も得ている。プレーオフでの惜敗となったトム・レーマンは18ランクアップで35位まで世界ランキングを上昇させている。レーマンは2月末の「世界ゴルフ選手権アクセンチュアマッチプレー」で3位フィニッシュがある。
「ジ・インターナショナル」で最終日8つのバーディを奪い3位タイに食い込んだ丸山大輔は世界ランキングポイント18.20を獲得し前週までの199位から142位にランクを上げている。日本人選手としては片山晋呉、丸山茂樹、谷原秀人、谷口徹、平塚哲二に次いで6人目となる。
選手名/先週の試合結果/世界ランキング
片山晋呉/オープンウィーク/47位(1アップ)
丸山茂樹/オープンウィーク/75位(4ダウン)
谷原秀人/オープンウィーク/101位(1アップ)
丸山大輔/ジ・インターナショナル3位タイ(18.2ポイント獲得)/142位(57アップ)
今田竜二/ジ・インターナショナル52位タイ/152位(3ダウン)
◎ライダーカップチーム変動
・USランキング
優勝すれば一気に自動選出圏内の7位にジャンプアップするチャンスだったがキャプテントム・レーマンはプレーオフ2ホール目でディーン・ウィルソンに破れ2位フィニッシュ。ライダーカップポイント180点を加えてランクは29位から19位へと上昇している。優勝したウィルソンは67位から22位に順位を上げて最終選考試合となる「全米プロゴルフ選手権」に賭ける。インターナショナルで5位フィニッシュとなったスチュアート・シンクが20位から12位とキャプテン推薦を匂わせる位置まで上がってきている。9位のザック・ジョンソンは「ジ・インターナショナル」で最終日トップスタートとなったが、5ボギー、1ダブルボギーで撃沈13位フィニッシュとなり加算ポイントなし。ライダーカップ初出場を狙うジョンソンは9位のポジションを保持。「全米プロゴルフ選手権」で優勝すると675点が用意されているということもありライダーカップポイントレース84位までの選手でもまだチャンスを残しているのでライダーカップのチームが決まる最終日にはどんなドラマが待っているのだろうか。
・欧州ランキング
オランダで行われた「KLMオープン」ではイングランドのサイモン・ダイソンがプレーオフの末、今季2勝目を飾った。ライダーカップポイントレース上位陣は優勝争いに絡まず全く変動なし。「ジ・インターナショナル」でも途中までデビッド・ハウエルやセルヒオ・ガルシアが上位にいたが、最終的には下位で終了している。欧州チームは今週でチームが決まるアメリカとはシステムが異なり9月3日ドイツで行われる「BMWインターナショナルオープン」終了時にチームが決定する。