“プレーオフの呪縛”を断ち切った菊地絵理香が今季初勝利
2023/08/29 17:00
菊地絵理香選手が地元・北海道で三つどもえのプレーオフを制して今季初勝利! これまで勝てなかったプレーオフで勝つことができたワケとは? 今週も押さえておきたい最新ゴルフニュースをまとめてお届けしますので最後までお楽しみください。
PICK UP NEWS
「絶対にやりたくなかった」菊地絵理香が解いた4戦全敗プレーオフの呪縛
悪天候により第4ラウンドが中止となった最終日。3日目終了時点で首位に並んだ3人によるプレーオフを制したのは菊地絵理香選手でした。ここまでのキャリアでプレーオフは4戦全敗。「絶対にやりたくなかった」という苦手な場面を乗り越えられた理由は、年下のプレーヤーたちから謙虚に学ぶ姿勢にあったようです。
兵役に結婚に ソン・ヨンハンは7年のブランク経て復活V
3人が並ぶ首位から抜け出したソン・ヨンハン選手がツアー2勝目を達成。初優勝からじつに7年半ぶりの勝利となりました。新型コロナ禍で日本ツアーから去る外国人選手が多いなか、「日本で勝ちたい」ととどまることを選んだソン選手。兵役や結婚も経験し、人間的にも一皮むけた32歳の今後に注目です。
居残り成果のチップイン締め 渋野日向子「一番ショットが良かった」
最終日の18番、3打目を58度のウェッジで鮮やかにチップインさせた渋野日向子選手。最近は週末にスコアを崩すことが多かった渋野選手ですが、「最終日のきょうが一番ショットが良かったのは大きいかな」と次週へ向けてスイング修正に手応えを感じていたようです。
LAST WEEK NEWS
国内女子:ニトリレディスゴルフトーナメント
通算5アンダー16位、ドライビングディスタンス(3日間)も261.167ydでフィールド3番手と上々の成績を残したアマチュアの馬場咲希選手。開幕前日に練習場で不安そうだった馬場選手に声をかけたのが、坂詰和久コーチでした。松森彩夏選手のキャディを務めていたため、わずかな時間ではありましたが、「全然悪くない」と自信をつけさせるようなトーンで助言。翌日の試合から力強く1Wを振り抜く様子に、2人の信頼関係を垣間見ました。(亀山)
国内男子:Sansan KBCオーガスタ
トップ5入りが3回続いた鈴木晃祐選手の初優勝が待たれます。蝉川泰果選手、中島啓太選手らと同世代のルーキーは西武台千葉高時代に「日本ジュニア」で優勝しました。その高校ゴルフ部の先輩にあたるのが石川遼選手の妹・葉子さん。通っていた練習場が、遼選手も含め同じという縁もあり、「高校では被っていない(鈴木選手が4つ年下)んですけど、こんなに早くから活躍するなんて!」と喜んでいます。(桂川)
米国女子:CP女子オープン
8月下旬でも気温25度前後とカナダでの試合は非常に過ごしやすい一週間でした。ただコース近くにある川の影響か、蚊が大量発生中。日によっては顔から足首まで血を吸われ、服の上から容赦なく刺されることも。基本は虫よけスプレーでの対応ですが、なかにはティッシュみたいな紙を帽子に挟む人もおり、聞けば乾燥機に入れる柔軟剤シートとか。虫が嫌がる匂いを染み込ませておくならまだしも…絶対に効き目はないと思われます。(石井)
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フォトギャラリーNOTE
Edited by : 武田涼花
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