世界1位が2度目のマスターズ制覇/竹田麗央が地元で初V イ・ボミのメッセージも力に
2024/04/16 17:00
スコッティ・シェフラー選手が2度目のマスターズ制覇! 2位に4打差をつけて世界1位の実力を見せつけました。苦しみながらも4日間を完走した松山選手にも注目です。国内女子では今週も初優勝者が誕生。ツアー現場から記者の声も届いていますので、今号も最後までぜひお楽しみください!
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レジェンドに次ぐ若さでマスターズ2勝目 シェフラーの“幸せ”はこれから
2022年以来2度目のグリーンジャケットに袖を通したシェフラー選手。27歳9カ月24日での複数回優勝はニクラス、ウッズ、バレステロスの3人のレジェンドに次ぐ年少記録となりました。3週間後には第一子が誕生する予定。公私ともに充実したシェフラー選手はますます強くなっていきそうです。
“もしかしたら”があるからこその難しさ 松山英樹「苦しいゴルフ」
チーム松山の黒宮コーチはマスターズ初日のスタート前を「普段と異なる緊張感は確かにあった」と振り返りました。2月「ザ・ジェネシス招待」の優勝から好成績が続いていたことで、ふくらんだ勝ちへの期待。そんなプレッシャーのなかで本来の力を出し切れなかった松山選手ですが、その目は5月のメジャー第2戦「全米プロ」をしっかりと見据えているようです。
憧れのイ・ボミから「自分を信じて」 竹田麗央が“無心”の初優勝
21歳の竹田麗央選手が地元・熊本で悲願の初優勝を果たしました。今季これまで6戦でトップ5が3回と手が届きそうで届かなかった勝利。「初優勝したい気持ちが強すぎた」と、今大会は余計なことを考えず無心を貫くことで壁を乗り越えることに成功。憧れのイ・ボミ選手からのメッセージや地元ファンの声援も力に変えました。
LAST WEEK NEWS
米国男子:マスターズ
年に1度のゴルフの祭典、マスターズ。最終日の18番グリーンは、優勝決定の瞬間を一目見ようと大勢の人が集まります。見やすい位置をリザーブするため、日曜の早朝6時ごろからゲートに並んで18番グリーン周りに観戦用のチェアを置く“席取り競争”が恒例行事。マスターズの観客“パトロン”はもちろん、カメラマンやグリーンジャケットを着たVIP客まで、それぞれ狙った場所をめがけてまっしぐら。ただし、コース内を走るのは禁止なので、全員競歩並みの速足で移動。そんなシュールな光景も、マスターズならではです。(谷口)
国内女子:KKT杯バンテリンレディスオープン
4月14日の大会最終日は2016年の熊本地震からちょうど8年。最大震度7の地震が2度発生しました。熊本出身で中学生だった竹田麗央選手は中止となった今大会のボランティア準備をしていました。「その時すごく怖かったのを覚えています。苦労された方もたくさんいたと思うので、少しでも元気付けられたら」。攻めるゴルフを貫いて優勝した21歳に多くのファンが声援を送りました。(玉木)
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Edited by : 武田涼花
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