苦しみ抜いた松山英樹の一週間/『10戦5勝』 西郷真央の勝負強さ
2022/05/24 17:00
タフなコースでの戦いとなった「全米プロゴルフ選手権」。松山英樹選手は流れをつかみきれず、失意の60位で4日間を終えました。決勝にコマを進めたタイガー・ウッズ選手が途中棄権するなど注目ニュースを厳選。国内女子ツアーでは西郷真央選手のスーパープレーに会場が沸きました。現地を取材した記者のコメントも必見です!
PICK UP NEWS
「いい流れを続けられなかった」 ショット急変で苦闘の一週間
10年連続10度目となった「全米プロ」を60位で終えた松山英樹選手。一日で10アンダーをマークした前戦のいい流れを続けられず、モヤモヤが募る試合結果となりました。休養をはさみ、気持ち新たに6月の「全米オープン」に照準を合わせます。
劇的イーグルで10戦5勝 西郷真央は全米女子オープンへ弾み
2週連続予選落ちからの鮮やかな優勝! 西郷真央選手が劇的イーグルを奪い、通算5勝目を挙げました。派手なガッツポーズにギャラリーは大興奮。観客からの激励も力になったようです。海外メジャー「全米女子オープン」へ最高の弾みとなりました。
ウッズが途中棄権 大会自己ワースト「79」のラウンド後
粘り強いプレーで決勝ラウンドに進んだタイガー・ウッズ選手が第3ラウンド終了後に棄権しました。急激な気候の変化が、体に追い打ちをかける形となったようです。「痛いのは紛れもない事実」。昨年2月の自動車事故で負ったけがの具合が心配です。
2週連続Vの今平周吾 初体験のウォーターシャワーに笑顔
三つどもえのプレーオフを制し、自身初となる2週連続優勝を遂げた今平周吾選手。初めてのウォーターシャワーに笑顔を見せました。2度賞金王に輝いた29歳は、下から突き上げてくる若い世代への警戒心を忘れません。王座奪還に向け、気合十分です!
LAST WEEK NEWS
米国男子:全米プロゴルフ選手権
2019年大会から特例でカートを使用しプレーしているジョン・デーリー選手。右ひざの関節症を理由とする本人の訴えが認められた形でした。ルールオフィシャルによると、ADA(障がいを持つアメリカ人法)を基準に決めるため、仮にタイガー・ウッズ選手(本人はツアー競技での使用に否定的)が申請しても認められないとのこと。交通事故による右足の大けがは回復の見込みがあるとの判断になるそうです。(亀山)
国内女子:ブリヂストンレディスオープン
今季は米ツアーを主戦場とする渋野日向子選手ですが、英語の上達については、「全然ですね。知っている単語を言いまくる」と笑い飛ばしました。キャディやマネージャーらが英語を話せるために、不自由はそこまでないようです。英語よりも韓国語のほうが上達しているそうで、「スゴハシムニダ。日本語で『お疲れ様』という意味です」。韓国人選手のイ・ジョンウン6と仲が良いと明かしてくれました。(玉木)
国内男子:ゴルフパートナー PRO-AMトーナメント
プロアマ戦だった先週は、会社員や医師、企業の重役や経営者など様々な職業の方が集まりました。そして意外にも、プロゴルファーの中にも会社勤めの経験がある選手がいるんです。田村光正選手はベルトメーカーでタグを貼ったり電話を受けたり。成冨晃広選手は下水処理場やコンクリート工場での勤務経験ほか、キム・ジウ選手は飲食店に就職して料理人として働いていたことがあるそう(ちなみに鉄板料理!)。それが今やツアーメンバーとして試合に出ているのだからスゴすぎる!(谷口)
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フォトギャラリーNOTE
Edited by : 武田涼花
instagram : @i_am_golfholic