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“週末ゴルファー”からツアープロ 成冨晃広が越えたプロとアマのあいまいな境界線

2022/05/21 17:27


◇国内男子◇ゴルフパートナーPRO-AM トーナメント 3日目(21日)◇取手国際GC(茨城県)◇東コース6804yd(パー70)

「あーあ、またダメだった!」 62位で予選落ちが確定し、成冨晃広からため息がもれる。はじめてレギュラーツアーの出場権をつかんだ今季は、3戦中3試合で予選落ち。踏ん張りどころはまだまだ続く。

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高校卒業後、2年のブランクをはさんで「プロゴルファー」になった27歳。数年前までは、同組で回ったアマチュア選手と同じように会社勤めの“週末ゴルファー”だった。学生時代はゴルフにのめりこむも、高校時代に成績が残せずプロの道を諦めた。

卒業後はコンクリートを扱う工場で働いて生計を立てる日々。下水処理場でも朝から晩まで働いた。それでもプロゴルファーへの思いを捨てきれず、空いた時間にゴルフをしながら「お金がないので、1年だけ」と期間を決めて研修生に転身し、2015年にPGA資格認定プロテストに合格した。「プロゴルファー」の肩書を手に入れたが、そこから「ツアープロ」になる日は遠かった。

男子ゴルフにおいて、アマチュアとプロを隔てる壁は思ったよりも高くない。プロテストに合格してもしなくても、QTなどから出場権さえ獲得できれば「プロ」としてツアーで戦える。アマチュア資格を放棄するための書類を出せば、プロ転向。「プロか、プロでないか」というよりも、「アマか、アマでないか」というニュアンスのほうがしっくりくる。問題は、その境界を越えた向こうに先に見えない道が続いていることだ。

成冨がQTからようやく試合の出場権を獲得したのは2019年。ABEMAツアーを主戦場に臨むもトップ10には1度も入れず。自己ベストは15位で「ボコボコにされた」。翌2020年はコロナ禍で試合がなくなり、再開後の21年「大山どりカップ」で念願の初優勝を遂げた。しかし、直後から足のケガに悩まされ、今季はABEMAツアー賞金ランク上位の資格でレギュラーツアー出場資格をつかんだが、今のところ予選通過はゼロ。「しんどい!」と奮闘の日々が続いている。

「苦しいときに、踏ん張る力があるのがプロゴルファー」とは、プロ21年目の市原弘大の言葉。2018年に36歳でツアー初優勝を挙げた先輩プロはパターイップス、ヘルニアでのツアー離脱、2度のシード落ちも経験してきた。「ボクなんかより巧い選手はたくさんいるけど、いつもキレイにゴルフができるわけじゃない。確かにゴルフは、プロとアマの境界線は曖昧だと思います。ただ、リズムが悪いとき、ダメになったときにどれだけ我慢できるかで、その差が表れる」。技術だけでは長くプロゴルファーの肩書は背負えないことを教わった。

覚悟はしていても、“あいまい”な境界線を越えたら苦労の連続だ。それでも、成冨が7年前にアマチュアを捨てたことに後悔はなく、「自分の技術も足りないし、みんな巧いし。毎週毎週、絶対なにか課題は出てくるし。でも、やっぱりツアーには出たかった」。目指す道は、想像していたよりもずっと長く、ずっと刺激的だった。(茨城県つくばみらい市/谷口愛純)

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谷口愛純(たにぐちあずみ) プロフィール

1992年生まれ。社会部記者、雑誌の営業その他諸々を経てGDOに入社。ゴルフは下手すぎて2017年に諦める。趣味は御朱印集めと髪色を変えること、頭皮を想って最近は控えてます。

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