マン振り連発でしぶこ劇的決着/初Vで恋人キャディと涙の抱擁
2021/11/02 17:00
スーパーショットでプレーオフを制した渋野日向子選手。最終盤にようやく首位を捉えるドキドキの展開で、テレビ視聴率が2年ぶりの12%超を記録しました。男子はキャディの彼女とつかんだ初Vに涙。米国では末期がんのプロゴルファーが推薦出場し、最下位ながら力強いメッセージを残しました。
PICK UP NEWS
ドラマのような勝ちっぷり 最終Hで追いつきPOイーグル決着
渋野選手の劇的な勝利を演出したのは18番(パー5)でのマン振りです。プレーオフを含めて2回ともティショットで飛ばして2オンに成功。3mのイーグルチャンスにつけたPOの第2打は『林チョイス』の今季ベストショット候補です!
末期がんのゴルファー「どれだけの人に愛されているか分かる」
「あきらめないでほしい」――。断トツ最下位に終わった54歳のモリス選手は、困難な状況にある人へメッセージを求められ、こう答えました。推薦で米ツアー初出場した彼はステージⅣの末期がん患者。強く生きる人の言葉です。
池村寛世は涙の抱擁 恋人キャディと5打差逆転V
初優勝した池村選手は恋人でキャディの坂口琴音さんと涙の抱擁。9年間のプロ生活では同郷・鹿児島のライバルや後輩が先に優勝していました。焦りもあったそうですが彼女の前向きな言葉に支えられたとか。九州男児が一皮むけました。
放映権問題決着 テレビ局など「苦渋の決断」
2022年各大会の放映権一括管理を発表したJLPGA。テレビ局関係者によれば「苦渋の決断」で難航した協議をJLPGAが押し切った形です。録画放送がメインだったゴルフ中継はどう変わるのでしょうか?
LAST WEEK NEWS
国内男子:ISPS HANDA ガツーンと飛ばせ
初の最終日最終組で8位に終わった鍋谷太一プロ。自身の出場スケジュールは白紙ですが、「伊藤園レディス」で高木優奈プロのキャディを務める予定は決まっているそう。「女子ツアーの人気を見たいし、稲見ちゃんとか上手い選手がどんな練習しているのかも見たい」と好奇心旺盛です。「可愛い子もいるからチェックを…」と笑わせつつ、「キャディさんの気持ちが分かるのはいいのかなと。これはマジです」。成長に期待しましょう。(石井)
国内女子:樋口久子 三菱電機レディス
渋野日向子選手、ペ・ソンウ選手とともに最終日最終組に入った金澤志奈選手は16番で痛恨の誤球。ラフからの3打目に間違えて、遺棄されたボールを打ち、2罰打を受けました。競技委員の説明を聞く間も「ボギーだったので、トリですね」と淡々。ラウンドを通じたマイペースさに好感を持ちました。次こそは…。期待しています!(今岡)
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Edited by : 武田涼花
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