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渋野日向子の「面白いゴルファーを目指す」というプロ意識

2021/11/01 08:45


◇国内女子◇樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント 最終日(30日)◇武蔵丘GC(埼玉)◇6550yd(パー72)

上限3000人ながら、有観客で開催された今大会。渋野日向子は「期待しないでほしいなと思いながら回っていたけど、きょうみたいに見ている側からしたらハラハラドキドキするような“面白いゴルフ”で勝てたのはうれしかった」と、3日間55ホールの激闘を満足そうに総括した。

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ペ・ソンウ(韓国)が渋野を1打リードして迎えた終盤の17番。ぺがピン手前1.5mのバーディチャンスにつけたのに対し、渋野はセカンドショットをミスして右約18mに乗っただけ。「ソンウさんがバーディチャンスにつけていたので狙いにいった」と下って上る難しいラインをなぞり、カップをかすめる絶妙なバーディパット。同組に帯同するボランティアのマーカーも「渋野さんは『持っている』から入ると思ったよー!!」と興奮気味に声をもらしたほどだった。

渋野が「面白いゴルファーになりたい」と思ったのは、今年6月、ジョージア州アトランタで行われた「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」がきっかけだ。予選2日目をバーディ、イーグルで上がってカットラインに滑り込むと、日本人ギャラリーから「見ていて面白いゴルフをしてくれてありがとう」と喜ばれた。

筆者も現場でそのプレーを見ていたが、より印象的だったのは週末だ。3日目はキャディがコロナ陽性となり、動揺の中でパー3で池に4度打ち込むなどホールアウト後に涙をこぼした。だが、その翌日は再び池のふちに切られたピンも、終始笑顔を見せながら果敢に攻めた。「怖くないのかな…」と思いつつ、気がつけばそのプレーにどんどん引き込まれていた。

この日、ぺとは終始接戦を繰り広げながら、お互いに「ナイスバーディ!」「ありがとう」と声を掛け合い、途中降ってきた雨には2人で1つの傘に入る場面もあった。「スポーツマンシップというのを大事にしている」と渋野は言う。「相手の良いプレーには自分も頑張らなきゃと思わされるし、今回はソンウさんも長いパットを入れたり、チャンスにつける回数も多かった。自分の足りないところがすごく見えるなと思っていた分、自分は自分だと思って回れた」

その一方で「スタンレーレディス」に続いて、再びぺの前に立ちはだかった。「やっぱり勝負の世界なので、(相手に同情するようなことは)人としては必要な気持ちだとは思うけど、勝負の世界でそういう気持ちでいることは自分を弱くしちゃうんじゃないかと思う。なるべくそこは思わないようにというか、完全に自分の中に入ってました」と勝負と人情は切り離す。

強いだけでもなく、うまいだけでもない。渋野の目指す「面白いゴルファー」は見ていて興奮するような、それでいて爽やかで、また見たいと思うようなゴルファーだろうか?そうならば、確実に今週は「面白いゴルファー」だったと思う。優勝インタビューを終えて引き上げる渋野に「とても面白かったです」と声を掛けると、「良かったです」と頭を下げて満足そうに笑ってくれた。(埼玉県飯能市/今岡涼太)

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今岡涼太(いまおかりょうた) プロフィール

1973年生まれ、射手座、O型。スポーツポータルサイトを運営していたIT会社勤務時代の05年からゴルフ取材を開始。06年6月にGDOへ転職。以来、国内男女、海外ツアーなどを広く取材。アマチュア視点を忘れないよう自身のプレーはほどほどに。目標は最年長エイジシュート。。ツイッター: @rimaoka

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