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日本勢5人が参戦 メジャーは5試合へ/2013年米国女子ツアープレビュー

2013年の米国女子ツアーは新規開催が2試合。4月の「ノーステキサスLPGAシュートアウト」(4月25~28日/テキサス州 ラスコリナスCC)、10月の「レインウッドパインバレーLPGAクラシック」(10月3~6日/中国 パインバレーGC)が新たに加わった一方、「サイベース・マッチプレー選手権」と「ナビスターLPGAクラシック」が撤退となった。隔年で開催される米国と欧州の団体戦「ソルハイムカップ」を含め、全29試合で展開される。

今年のツアースケジュールにおける最も大きな変化は、欧州女子ツアーとの共催競技「エビアンマスターズ」がメジャー競技に昇格したこと。名称も「ザ・エビアン選手権」へと変わり9月中旬に開催され、全5試合となったメジャー戦の最後を締めくくる。コースは昨年までと同じ、フランスのエビアンマスターズGC。宮里藍が09年、11年と2勝を挙げている縁の深いコースなだけに、この良好な関係は例年以上にフォーカスされることになるだろう。

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2013年シーズンにツアープレーヤーとして出場する日本勢は、宮里藍宮里美香上田桃子、昨年末のファイナルQTを上位で突破した有村智恵上原彩子のルーキー2人を加えた5人。上原はツアー開幕戦「ISPSハンダオーストラリアン女子オープン」(2月14日~)、宮里藍宮里美香、上田は第2戦「ホンダLPGAタイランド」(2月21日~)、有村は第3戦「HSBC女子チャンピオンズ」でそれぞれ今季初戦を迎える。

米ツアー8年目のシーズンを迎える宮里藍に期待が寄せられるのは、やはりメジャー初勝利とプレーヤー・オブ・ザ・イヤーのタイトル。昨年、悲願のツアー初勝利を手にした宮里美香も、メジャータイトルへの可能性を秘めた1人に挙げられるだろう。なお、昨年初優勝を飾った「セーフウェイクラシック」は今年、「ポートランドクラシック」と名称を変えて継続されている。また、今年の日本ツアーシード権を喪失した上田は、主戦場を米ツアーに絞る初めてのシーズンを迎える。米ツアーを戦う上では、海外だけに専念できるという環境の変化が上田にとってプラスに働く可能性も高く、注目したいポイントの1つとなる。

タイトル争いでは、今年もアジア勢中心の展開が予想される。09年から申智愛、チェ・ナヨン、ヤニ・ツェン、朴仁妃と、入れ替わりで4年連続賞金女王になっている流れが傾く気配はない。昨年は、4大メジャー全タイトルもアジア勢が独占。その1人であるフォン・シャンシャンや、ルーキー・オブ・ザ・イヤーに輝いたリュー・ソヨンなど、アジア勢の層の厚さは群を抜いている。シーズン開幕を前にしたワールドランキングでは、トップ10のうち実に8人がアジア勢。その隆盛を示す縮図が、見事なほどに描かれている。一方、押され気味の欧米出身の選手たちの中では、昨年は孤軍奮闘の活躍を演じ、米国人として94年以来となるプレーヤー・オブ・ザ・イヤーに輝いたステーシー・ルイス、ツアー初勝利を手にしたアサハラ・ムニュスや、シーズン2年目の飛躍を誓うレクシー・トンプソンらに期待したい。

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