12月開催「ザ・クイーンズ」記者会見が行われ、出場選手、競技方法などが発表された

今年からスタートする女子ゴルフの世界4ツアーによる対抗戦「THE QUEENS presented by KOWA」（略称：ザ・クイーンズ）の大会概要に関する記者会見が5日、名古屋市内で行われ、出場有資格者、競技方法などが発表された。同時期に1999年から13回にわたり実施されてきた「日韓女子ゴルフ対抗戦」をグローバル化させたチーム戦。12月4日から3日間、愛知県の三好CC・西コースで行われる。

賞金総額は1億円で、優勝賞金は4500万円。参加するのは日本、韓国、欧州、オーストラリアの4ツアーで、各ツアーの出場基準を満たした9選手ずつが出場する。日本は、日本国籍を有する「日本女子オープン」（10月4日）終了時点の賞金ランク上位7人と、主催者推薦による2人。前週を終えて、菊地絵理香、上田桃子、渡邉彩香、成田美寿々、飯島茜、大山志保、原江里菜までが圏内に入った。推薦による2人には国際ツアー登録選手である宮里藍、横峯さくら、上原彩子らも選考対象に含まれるという。

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出場選手の最終決定は11月となるが、各ツアーの有資格者には世界の強豪たちが名前を載せている。唯一9選手を確定させた韓国は、前週「日本女子オープン」を制したチョン・インジほか、ツアー推薦によりイ・ボミが出場。欧州はスーザン・ペターセン（ノルウェー）、サンドラ・ガル（ドイツ）、推薦によりローラ・デービース（イングランド）ら。オーストラリアはリディア・コー（ニュージーランド）、カリー・ウェブらが資格を持つ。

競技方法は各日マッチプレー形式で争われ、初日はフォアボールのダブルス8試合、2日目はフォアサムのダブルス8試合、最終日はシングルス18試合を実施。それぞれ勝ち：3ポイント、分け：1ポイント、負け：0ポイントで3日間の総合ポイントで勝敗を決する。

なお、米国女子ツアーは日程の調整がつかないことから初年度大会の参加を辞退。大会は来年以降も行われる予定で、主催する毎日放送は「今後もアプローチしていきたい」と述べた。（愛知県名古屋市／塚田達也）