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2014年 全米オープン
期間:06/12〜06/15 場所:パインハーストNo.2コース(ノースカロライナ州)

故ペインをしのぶ“リッキー・スチュワート” ファウラーのプロ意識

独特の緊張感に満ちたメジャー初日の朝、彼の姿に惹きつけられる人々の目は喜びに満ちていた。地元米国のアイドル選手、リッキー・ファウラーはこの日、ズボンの裾が膝丈の“ニッカーボッカーズ・スタイル”で登場。パインハーストNo.2を舞台とした「全米オープン」であるからこそのサプライズ。そう、1999年大会で優勝した故ペイン・スチュワートを思わせるウエア選びで、会場を大いに沸かせた。

白地にエメラルドグリーン、スカイブルーのアーガイル柄ソックス。それに、ハイテク素材のゴルフシューズのオレンジを挿し色として鮮やかにマッチさせていた。頭にはスチュワートお馴染みのハンチングではなく、ファウラー自身が最近のゴルフ界に流行らせたフラットビルのキャップ(ツバが平らな帽子)をかぶる“こだわり”。時代を超えたこのコーディネートは、数ヶ月前から構想に入り、契約するプーマ社を含む関係者ごく数人だけで極秘裏に進められたものだった。

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15年前。フィル・ミケルソンを振り切り2度目の全米オープン制覇を遂げた王者は、その約4ヶ月後、飛行機事故により帰らぬ人となった。右手と右足を天に掲げた、ゴルフ史に残る渾身のガッツポーズ。その姿はいま、銅像となり、ここNo.2コースの18番ホール裏に佇んでいる。

「ペインは僕の憧れの一人だった」。99年当時、ファウラーは10歳。「会うことは一度も無かったけれど、プレーもコースの外での振る舞いも大好きだった」。事故を知った時は、通学途中のバスの中。母の隣で涙した。

2日目からは普段通り、長いパンツ姿でプレーする予定。「たくさんのファンから嬉しい言葉が飛んできた。最高の一日だった。最初のホールを歩いたとき、誰かが“リッキー・スチュワート”って叫んだんだ」。世界最高の選手を決める重圧を背負いながらも、ファンの目を喜ばせ、そこにいた人々の心に米国ゴルフ史に残る故人を強く蘇らせた。

同組でプレーした松山は、ファウラーのスタイルについて問われると、笑顔で言った。「真似は出来ないけれど、イイなあと思いました」。それこそが、プロフェッショナルの意味だ。(ノースカロライナ州パインハースト/桂川洋一)

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桂川洋一(かつらがわよういち) プロフィール

1980年生まれ。生まれは岐阜。育ちは兵庫、東京、千葉。2011年にスポーツ新聞社を経てGDO入社。ふくらはぎが太いのは自慢でもなんでもないコンプレックス。出張の毎日ながら旅行用の歯磨き粉を最後まで使った試しがない。ツイッター: @yktrgw

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