「いつかやり遂げたいな」 66で2打差惜敗の河本結が気づいた新たな目標
◇国内女子◇スタンレーレディスホンダゴルフトーナメント 最終日(11日)◇東名CC(静岡)◇6530yd(パー72)◇晴れ(観衆3790人)
大会連覇を狙った河本結は2打及ばなかった。「悔しいです。でも、やり切った感はあります」。敗戦を受け止める言葉には充実感もにじんだ。
3打差4位から出た最終日は、序盤から何度も小さく拳を握った。1番で2打目は少しダフリ気味だったが、手前約8mから放り込んだ。2番も伸ばし、3番(パー5)は1mにつけて3連続バーディのスタートダッシュを決めた。
前半で4つ、後半も2つスコアを伸ばしたが、悔いが残ったのは「取れなかったのが痛かった」14番だ。2打目は2番手の間の距離で、迷った末に「安パイの方を選んじゃった」と大きい番手のクラブを手にした。ボールはピン奥約8mに乗り、バーディパットはわずかに外れた。「もうちょっと(ボールを)捕まえて飛ばせる打ち方をちゃんと習得できてたら、下の番手を選んでいた。いま持っている技術不足と、自信がまだ100%ないところが弱かった」とうつむいた。
それでも、ボギーなしの「66」で通算14アンダーとし、岩井明愛に途中で2度並んだデッドヒートに「満足感はないですけど、やり切った感はあります」と表情は明るい。
過去6勝で未経験の同一大会連覇を強く意識したのは、前日からだった。「昨日終わった時点で、2連覇っていうのにすごく意欲が湧いていた。ああ、なんかいつかはやり遂げたいことだなって思ったので、気合が入りました」と言う。
シーズンは終盤戦に入り、残すところ7試合。地元・愛媛で行われる「大王製紙エリエールレディス」、その翌週でホステス大会の最終戦「ツアー選手権リコーカップ」も控える。「勝ちたいですし、残りの秋に1勝したいっていうのはあるので、どんどん自分らしいゴルフ、進化したゴルフを求めていきたい」。28歳は新たな目標に向かって、さらなる進化を続ける。(静岡県裾野市/安平賢太郎)